この記事では、「しくった」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「しくった」とは?意味
自分が何かに挑戦して失敗したとき「しくった」と言います。
絶対に成功させようと挑戦したというのに、見事に失敗して目的を達成できなかったとき「やってしまった」という意味を込めて「しくった」と言うわけです。
元々は「しくじった」と表記される言葉ですが、「じ」を取り除き、あえて4文字で表記して普段使いするときに使います。
「しくじる」とも表記される言葉であり、為したことが見事にくずれることを「しくずる」と言い表したものを、若者が使いやすく短縮して使ったものが掲示板やSNSで4文字のスラング用語となって使われるようになったわけです。
「しくった」の概要
大阪の方では、しくじることを「しくった」と言い、本当は達成したかったのに出来なかったその状態を言い表すときに使っています。
たいていは自分がやったことが間違っていたと分かったとき「なんでやってしまったのだろう」と反省する意味も込めて使うわけです。
失敗してしまった自分の愚かさに頭を抱えて、これからどのようにしたらいいか悩み、解決するためにはどのようにしたらいいかと考えるわけです。
物事に取り掛かる前に、どうしてもっと情報を集めたり、学んでからやらなかったのかひどく後悔する人の気持ちが強く出せる言葉でもあります。
反対に、相手がどうも失敗しそうな人であるときは「しくったら許さないぞ」と物事に取り掛かる前に一声かけて、しくじらないよう念を押す人もいるわけです。
「しくった」の言葉の使い方や使われ方
本当にやってみて失敗したとき、どうしてそれとこれを比較しなかったのか後悔するとき「しくったわ」と思うときに使います。
もう少しきちんと比較したら失敗しなかったというのに、自分の愚かさに深く反省するとき「俺って馬鹿だわ。
本当にしくった」とつらい胸の内を表すわけです。
すっかりやろうとしていたことを忘れていたと思い出したとき「しくった。
今日は彼女と出会った日だった」と言ってみたり、「ポイントが使える期限、今日までだった。
しくった」と慌てる自分の気持ちを表すときも使われています。
普段使うときは、お弁当を買ったときお箸を入れてもらうのを忘れたとか、お味噌汁を注文し忘れたなどちょっとしたしくじりをSNSで投稿するときにもよく使う言葉です。
「しくった」を使った例文(使用例)
・『あ、しくった。今日は妹の誕生日だった。ケーキを買って帰ろう』
・『しくった。あの店の割引券があったのに使わなかった。残念』
・『動画を楽しんでいたら降りる駅を通り過ぎてしまった。うーしくった』
大事な人の誕生日を忘れるのは愚かだと思う気持ちを表しつつ、どうにか妹の好きな食べ物を買って忘れたことを撤回します。
買ってから店の割引券があることを思い出すときの悔しさや、がっかりする気持ちを表すときも使われる言葉です。
まとめ
間違ったことをしてしまったり、やるべきことを失敗してしまったとき「しくった」と言って後悔するとき使う言葉をご紹介しました。
普段でも使える言葉ですので、少しユーモアを込めてチャットや掲示板などでさりげなく使ってみるといいでしょう。