普段の食生活の中で、ハーブとして親しまれているのが、「しそ」や「バジル」です。
どちらも香りのよい植物ですが、改めてこの二つの違いを見ていくことにしましょう。
この記事では、「しそ」と「バジル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「しそ」とは?
「しそ」とは、シソ科シソ属の植物で、葉は紫色の「赤じそ」と、緑色の「青じそ」があります。
香りが良いのが特徴で、「大葉」と呼ばれているのは青しそです。
「赤じそ」は梅干し、しば漬け、または、ふりかけに使われます。
「青じそ」の方は、刺身のツマの他、お寿司やサラダ、または和風パスタなどにも使います。
「青じそ」は生のまま食べられますが、「赤じそ」の方はアクがあるので、下処理が必要です。
また、「しそ」は葉だけではなく、花や実も食べることができます。
花や実は、天ぷらや漬物などとして食べられています。
「しそ」は大変古くからあり、日本では中国から伝わり、縄文時代には食べられていたようです。
「しそ」は殺菌、または防腐効果があるため、薬味としても利用されています。
また、薬としても利用されていて、胃の調子を整えたり、風邪の初期症状などに効果が期待できます。
「バジル」とは?
「バジル」は、英語名で、シソ科メボウキ属の植物です。
和名では「メボウキ」と言います。
また、イタリア語名では「バジリコ」、中国語名では「羅勒(ラロク)」と呼ばれています。
インドが原産で、日本へはヨーロッパ経由で、「バジル」が入ってきたと言われています。
「バジル」の葉は、緑色をしており、スパゲッティやサラダ、またはピザなどに利用します。
生のままでも食べられますが、乾燥させて使うこともできるので、保存食品としても活用されています。
「バジル」は胃腸の働きを良くする効果が期待できます。
また、良い香りはリラックス効果があり、気分を落ち着かせてくれます。
「しそ」と「バジル」の違い
「しそ」と「バジル」の違いを、分かりやすく解説します。
「しそ」と「バジル」は両方、シソ科の植物です。
しかし、「しそ」はシソ属であるのに対し、「バジル」はメボウキ属に分類されます。
どちらもハーブに含まれ、「しそ」は和風ハーブとして代表的なものです。
一方、「バジル」は西洋ハーブとして人気があります。
「青じそ」や「バジル」はプランターでも栽培することができ、家庭菜園でも人気のあるハーブです。
まとめ
「しそ」も「バジル」も、ハーブの代表的なものですが、どちらも「シソ科」に含まれています。
さらに、「ミント」や「ラベンダー」、または「ローズマリー」なども同じ「シソ科」です。
「シソ科」のハーブは種類が多く、香りが良いのが特徴です。
他にも種類の多いのが「セリ科」のハーブです。
パセリやセロリ、またはパクチーなどがあり、独特の香りと味があります。
同じ食材でも、ハーブを変えることで、香りや味わいが変わってきます。
「しそ」や「バジル」を始めとした、さまざまなハーブの美味しさを楽しんでみるのも良いかもしれません。