この記事では、しゃしゃるの意味を分かりやすく説明していきます。
しゃしゃるとは?意味
しゃしゃるとは、人から求められてはいないのに意見してくる人を指す言葉です。
その場の空気を読まずに、ずかずかと場面に出て着ては「こうした方がいい」だの「それは違う」と人のやることを否定する人をしゃしゃる人と言い表します。
また、呼んでもいないのに近づいて来ては勝手に人のやることに手を出し、手伝ってあげたような顔をする人は「出しゃばる」という言い方をして表す言葉です。
しゃしゃるの概要
出しゃばると書くこともできるしゃしゃるは、自分の立場を考えずに無関係な場面でも出すぎた口を聞く人を言い表す言葉です。
空気が読めないは、周囲に目を向けて状況をよく飲み込めない人に当てはまります。
室町時代では用事がないのに出歩けば悪いことに巻き込まれやすいと言われており、この時に出歩くを「でしゃばる」と言い表したことがしゃしゃると変化していきました。
自分にはそのような能力もないのに指示したり、注意する人は厄介なものです。
それに、意見すべきではないタイミングで出しゃばる人は関わりたくないと思わせるだけではなく、お節介者として嫌われます。
しゃしゃるの言葉の使い方や使われ方
目上の人に対して「あなたはしゃしゃり出る人だ」と言えば大変失礼になる言葉ですので、同年代か自分よりも年下の人に対して使う言葉になります。
上司から部下に向かって「さっきの会議でしゃしゃり出ていたが控えるように」と注意するときに使う言葉です。
お節介な人や厄介な人として忌み嫌われる人に対して使われるしゃしゃるは、良い意味では使われない言葉になりますので陰口程度に使いましょう。
この言葉は方言ではなく、昭和時代から全国的に日常会話で使われている言葉です。
しゃしゃるを使った例文
・しゃしゃる人はその場の空気が読めない自己中心的な特徴が見られる。
・彼女のことは好きだが、どうもしゃしゃり出るタイプのため付き合いにくい。
・職場の上司がなにかとしゃしゃり出る人でストレスになってしまう。
どうもしゃしゃり出る人は今出てきてほしくないという人の気持ちを読めない人が多いですが、その場の空気が感じ取れないところもあります。
中には自己中心なので出しゃばる人もいるため、周りの人は手が付けられないと思ってしまうのです。
恋人との仲が深まるほど距離は縮まるものですが、しゃしゃり出るところは嫌悪感を抱き、別れたくなる人もいます。
また、休憩時間に社員同士で和んでいるときに嫌味な上司が割り込んでくるのはその場の空気を壊し、ストレスを与えてしまうのです。
まとめ
今は出るべきときではないというのに意見する、前にズカズカと出て来るその様子を表す言葉のしゃしゃる人は迷惑であり、厚かましいと感じさせます。
関係ない人が出番ではないのに強引に入り込み、目立とうとする図々しい人に対して迷惑だと言い表すときに使うといいでしょう。