「リテラシーがない」とは?意味や使い方、分かりやすく解釈

「リテラシーがない」とは?意味と使い方

ニュースやワイドショーなどで盛んに使われている新しいカタカナ言葉があります。

その代表例が『リテラシー』です。

『ネットリテラシーの欠如』や『金融リテラシーを上げる必要がある』などです。

カタカナ言葉の語源はなんとなく英語だろうと推測はできますが、全く意味は理解していないという方は多いのではないでしょうか。

この記事では、「リテラシーがない」の意味を分かりやすく説明していきます。

「リテラシーがない」とは?の意味

まずこの表現の意味としては『正しく認識と理解をして知識に基づいた判断を下せない』という意味になります。

どんな物でも何かについて判断を下し、失敗する可能性を出来るだけ低くする為には必ず知識や理解という物が必要です。

トライアンドエラーで何度も失敗を繰り返せるものならばいいのですが、大抵の場合は正しい知識と理解で対応する方が成功率は上がるのはもちろん、各段に効率もいいことは明白です。

つまり『リテラシーがない』という表現はかなり相手に対して危機感を煽るものであることがお分かりいただけると思います。


「リテラシーがない」の概要

まずは『リテラシー』を見ていきましょう。

これは英語では『Literacy』という『読み書きを含めた社会的に必要となる基本能力』を指す単語です。

もともとは『Literate』(学問や教育のある)という言葉に『acy』(こと)という接尾語が付き出来ている単語です。

このことからも『学問や教育などを経て基礎能力を付けて判断を下す』という意味が込められているのが見えてきませんでしょうか。

これが『ない』ということは、テスト勉強をしないで定期試験を受ける様なもので、失敗する確率は火を見るよりも明らかです。


「リテラシーがない」の言葉の使い方や使われ方

上記の様な意味は実はもとになっている英語でも頻繁に使われていますので、これも覚えると英語表現が広がるお得な単語です。

先ほどご説明した通り、相手に対して『貴方は知識が全くない』という強い意味を持つ単語です。

テレビなどに出て来る評論家やコメンテーター、専門家が意見として『リテラシーがない』という表現をすることはあっても我々は注意をした方がいい単語でもあります。

使い方によっては口論や諍いの元になる可能性もあるからです。

「リテラシーがない」を使った例文

・『日本人には今後の人生を考える為の金融リテラシーが全く足りていない。』

・『インターネットに対するリテラシーがない為にこの様な他人の気持ちや個人情報の大切さを考えない事件が多く発生してしまっている。』

・『わが社が生き残る為にはコンピューターやITにリテラシーがないことを理由にしてはならない。

役職や年齢に関わらず勉強をする必要がある。』

まとめ

如何でしたでしょうか。

今回は英単語としても少し難しい部類に入る『リテラシー』を使った危機感を煽る様な表現が『リテラシーがない』というものでした。

知識だけでなく、正しい認識や理解と判断というのもこの『リテラシー』の持つ意味でありますので、注意をして覚えましょう。

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