「とんだ茶番」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「とんだ茶番」とは?意味と使い方

この記事では、「とんだ茶番」の意味を分かりやすく説明していきます。

「とんだ茶番」とは?意味

「とんだ茶番」とは、「とんでもなく見え透いているばかばかしい振る舞いや行為、物事」を意味する言葉です。


「とんだ茶番」の概要

「とんだ茶番」は、「とんだちゃばん」と読みます。

「とんだ」とは、「とんでもない」という言葉の略語であり、「とんだ茶番」「とんでもない茶番」と同じ意味です。

「とんでもない」とは、思いがけない事であったり、意外な事であったり、あってはならない事などを意味する言葉となっており、この場合の「とんでもない」は、あってはならないという意味として使われています。

「茶番」という言葉には主に3つの意味があります。

1つ目はお茶を用意する人のこと、2つ目は「茶番虚言」の略語、3つ目は見え透いたばかばかしい行為や振る舞いを指す言葉です。

この場合の「茶番」は、主に3つ目の意味である「見え透いたばかばかしい行為や振る舞い」を指しています。

この「茶番」の語源は2つ目の「茶番狂言」の略語であり、江戸時代の大部屋役者がお茶汲みをしていた事から「茶番」と呼ばれており、その役者たちがお茶を出す際に行った笑える芝居の事を「茶番狂言」と呼んでいました。

地位が低かった役者である「茶番」が行った、「下手な芝居」という意味だった事が「見え透いているばかばかしい行為や振る舞い」を指すようになり、「茶番」という言葉が使われるようになったとされています。


「とんだ茶番」の言葉の使い方や使われ方

「とんだ茶番」は、あってはならないようなばかばかしい見え透いた行為や物事を指す場合に使用される言葉です。

誰が見てもばかばかしい行為だという事が一目で分かり、それを批判、否定する際に使われる傾向があります。

「茶番」という行為自体は娯楽として楽しめる部分もありますが、あまりにも度が過ぎていたり、誰の目から見てもふざけた行為であると認識された場合は、一転してその行為が批判の的となってしまいます。

この場合にその行為や物事を「とんだ茶番」と言う事によって、とてもばかばかしい事だという事を示す事ができます。

「とんだ茶番」を使った例文(使用例)

・『彼の勝利はとんだ茶番であり、断じて認める事はできない』
・『この企画は最初から仕組まれたものであり、とんだ茶番に巻き込まれた気持ちだ』
・『このドラマの最終回はとんだ茶番であり、今まで視聴してきたことを後悔した』

まとめ

「とんだ茶番」とは、「とんでもなくばかばかしい行為や物事」を指す言葉です。

「茶番」はバラエティ番組や、ネット番組などで娯楽のひとつとして演じられたりします。

しかしその内容が度を過ぎていたり、余りにも見え透いている事だったりした場合にこの表現が使用されます。

そのばかばかしさに対してとても呆れているという様子も表されているため、度が過ぎている「茶番」を批判する際に使用されると覚えておくとよいでしょう。

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