「ひとくくりにする」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「ひとくくりにする」とは?意味と使い方

この記事では、「ひとくくりにする」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ひとくくりにする」とは?意味

複数の物事を一つのものとしてまとめて扱うこと、全部一緒にして処理することなどを意味する言い回しです。

一括とほぼ同じ意味ともなります。

「ゴミをひとくくりにして」ではゴミを一つにまとめること、「電車をひとくくりにする」と私鉄の電車、JRの電車、各種特急や新幹線が一つにまとまった状態になります。

同一ジャンルまたは何らかの共通性のあるものでまとめることが基本となっている言葉です。

共通性のない「石とスポーツカーと煮込み料理をひとくくりにする」ではかなり不自然な表現になります。


「ひとくくりにする」の概要

「ひとくくりにする」という言葉は人に対して使う場合ややネガティブに捉えられれる部分があり、今の若者をひとくくりにして、「昔の若者のほうが活気があった」などの使い方をするとひとくくりにされている側はあまりいい気分になりません。

外国人などとひとくくりにするのも一人一人をクローズアップできておらず偏見へつながってしまいかねないため良い言葉の使い方とは言い難いです。

現実には分類するためひとくくりにせざるを得ない面と、ひとくくりにしたものを紹介する文章がそれほど長く取れないという構造の問題もあり、ひとくくりにされてしまうとほとんどの主張や性格が見えにくくなってしまいます。

全体として「ひとくくりにする」という文章に関してはひとくくりにされる側の印象を語るものが多く見られます。

「ひとくくりにする」は単位や強弱をつける言葉はありません。

また、ひとくくりにするという言葉は「ひとくくりに言うと」「ひとくくりに見て」などの使い方も可能です。


「ひとくくりにする」の言葉の使い方や使われ方

「彼は人を見る時ひとくくりにするので個人個人をあまりしっかりと見ていない」「アンドロイドスマートフォンの売上の額をひとくくりにする」などの使い方がありますが、ひとくくりにするものが割と広い範囲にからのもののため、「ひとくくりにすることで省力化ができる」などの使われ方はほとんどありません。

ひとくくりにすることで統計的な見方をしたり合計値や平均値を出したりという使い方が多くなっています。

「ひとくくりにする」の類語や言いかえ

「ひとまとめ」にする、「まとめる」などがひとくくりにするの言い換えとして使える言葉です。

またいっかつすると読む「一括する」という言葉もはひとくくりを一括という漢字にしたものだけあってひとくくりにするという言葉の代わりに使えます。

まとめ

ひとくくりにするという言葉は物事を一つにまとめ、そこから特徴などを見出す行為にも使われます。

そのためひとくくりにされた側の多くの特徴は無視せざるを得ないため、人を相手に使うにはあまり好まれる表現ではないものとなっています。

複数ある工程やプロセスなどを語る際には使いやすい言葉です。

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