「大過なく」の意味とは!「大過」と「大禍」の違い!類語や使い方・例文など詳しく解釈

意味と使い方

「大過なく」の意味

「大過なく」という表現は、「大きな過ち(過失)がなくて」「大きな失敗をせずに」ということを意味しています。

「大過なく」という言葉は、「大きな過ち(失敗)がなくて、無事に・平穏に」という意味のニュアンスを持っている言葉なのです。

「大過なく」の読み方

「大過なく」の読み方は、「たいかなく」になります。

「大過」と「大禍」の違い

「大過」という表現は、「大きな過ち・過失・失敗」のことを意味しています。

それに対して、「大禍」という表現は、「大きなわざわい・大きな災難」のことを意味しているという違いがあるのです。

一般的に、「大過なく過ごす」という漢字表記が用いられていて、「大禍なく過ごす」という書き方は誤用とされます。

「大過なく」の表現の使い方

「大過なく」の表現の使い方を紹介します。

「大過なく」の表現の使い方は、「大きな過ち・失敗を犯さずに、無事に(平穏に)物事が進んだ場合」に使うという使い方になります。

例えば、「夏休みは、大過なく過ごさせて頂きました」などの文章において、「大過なく」の表現を使うことができます。

「大過なく」使った例文と意味を解釈

「大過なく」を使った例文とその意味を解釈していきます。

「大過なく」を使った例文1

「在職中はみなさまのご支援・ご協力により、大過なく過ごさせて頂きましたことを感謝致します」

この「大過なく」を使った例文は、「大過なく」という表現を、「大きな過ち・失敗もなく過ごさせて頂きましたことを」という意味合いで使用しています。

「大過なく」を使った例文2

「今年は、大勢の観客が集まった花火大会を大過なく終えることができそうで、運営会社の関係者はほっとしています」

この「大過なく」を使った例文は、「大勢の観客が集まった花火大会を大きな失敗・事故もなく無事に終えることができそうで」の意味を持つ文脈で、「大過なく」という表現を使っています。

「大過なく」の類語や類義語・言い換え

「大過なく」の類語や類義語を紹介します。

「大失敗をせずに」【だいしっぱいをせずに】

「大過なく」という表現は、「大きな失敗をすることなく平穏に」ということを意味しています。

その意味合いから、「大過なく」と類似の意味を持っている類語(シソーラス)として、「大失敗をせずに」を上げられます。

「無事に」【ぶじに】

「大過なく」という言葉は、「大きな過ちがなくて無事に」ということを意味しています。

「無事に」というのは、「過失・事故・怪我などがなくて」「いつも(普段)と変わりがなくて」という意味合いを持つ表現です。

これらの意味から、「無事に」の表現を、「大過なく」とよく似た意味を持つ類義語として考えることができます。

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