この記事では、「やらかす」の意味を分かりやすく説明していきます。
「やらかす」とは?意味
「やる」「する」の俗語です。
やるには数多くの意味がありますが、この場合は何かをすることを意味しています。
「宿題をやる」「掃除をやる」などのことです。
するにも数多くの意味がありますが、この場合は行為・行動を意味しています。
「掃除をする」といった場合は、掃除という行為を行うことを指します。
「やらかす」の概要
何かをすることを意味する言葉ですが、多くの場合、困ったことをするのを指します。
たとえば、小さな子どもが自分でコップに牛乳を入れたいと言ったとします。
親としては、1リットル入りの牛乳パックをうまく支えられないだろうし、一気に注いでしまってコップからあふれるだろうし、あまりやらせたくありません。
きっと失敗するだろう、こぼすだろうと考えています。
やらせたくないものの、子どもは「やる」といい張ります。
そのため、仕方なく自分で牛乳を入れさせてあげました。
すると、やっぱり思っていた通り、コップから牛乳があふれてしまいました。
テーブルの上は牛乳でびしゃびしゃ、床にもこぼれています。
こぼれた水を拭くのも大変ですが、水とは違って牛乳が床にこぼれると汚れてしまい、片付けが大変です。
親としては困った子どもの行為です。
この場合、「牛乳をこぼす」という行為をやっています。
それを「やらかす」とも表現します。
今度は別のことで考えてみます。
半熟の目玉焼きが好きです。
とろっとした食感がたまりません。
好きなので食べたいのですが、食べるときには気をつけなければならないことがあります。
半熟卵の黄身はとろっとしているので、口に運ぶときにこぼれる心配があります。
出勤前、着替えをして朝食を食べているとき、こぼして白いワイシャツについたら大変です。
すぐに拭き取っても黄色い色が残ってしまい、このままでは恥ずかしいので着替えなければなりません。
ただでさえ忙しい時間帯で慌てているのに、時間をかけるようなことをしてしまうと、出勤に遅れる可能性があり困ります。
そのため、いつも気をつけて食べています。
しかし、気をつけていても、こぼしてしまうことはあります。
こぼしてしまったときを「やらかす」と表現します。
「やらかす」の言葉の使い方や使われ方
何かをすることを指して使用する言葉です。
よい行いをしたときよりも、困ったことをしたときに使用をするのが一般的です。
目上の人に対してはあまり使用しません。
「やらかす」の類語や言いかえ
「失敗する」「へまをする」が似たような意味の言葉です。
牛乳をコップからこぼしてしまうのは、失敗をしたといえます。
これは「やらかす」ともいえますが、「失敗する」ともいえるでしょう。
へまには、気が利かない、間のぬけたという意味があります。
まとめ
何かをすることを指す言葉です。
多くの場合、困ったことをする場合をいいます。