この記事では、「アグー豚」と「黒豚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アグー豚」とは?
「アグー豚」とは、沖縄県、琉球在来豚のことで、ブランド豚として知られています。
見た目は、全身黒い毛で、体質は強く粗食にも耐えますが、一度に産む子の数は少ないのが特徴です。
体は小型で、脂身が多いですので、それほど多くの肉がとれません。
肉質が柔らかく臭みが少ない、脂肪が多いわりにコレステロール値が低い、うま味成分であるグルタミン酸など多く含むといったことから、現在では外来種と交配させたものが、それぞれの、ブランド豚として売り出されています。
「黒豚」とは?
「黒豚」とはもともと、イギリス原産のものを言います。
有名な「黒豚」に「かごしま黒豚」がありますが、これは鹿児島県で育てた純粋バークシャー種の豚肉のことです。
「黒豚」は通常の「豚」と比べて脂質の割合が低く、筋肉質です。
飼育期間は「豚」と比較して長くなりますが、引き締まった良い肉質になります。
「黒豚」は独特な臭いがなく、極上の「バラ肉」となると覚えておきましょう。
「アグー豚」と「黒豚」の違い!
「アグー豚」と「黒豚」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも「黒い豚」という意味では同じですが、違いを見ていきましょう。
「アグー豚」というのは、沖縄県の希少な豚ということになります。
もともと、中国から輸入されて沖縄で育っていた豚ですが、時代の移り変わりと共に、その数は減りました。
「アグー豚」は体も小さく、育てるのに時間がかかりますので、他の品種の豚と交配させて雑種化されていましたが、1980年代から「アグー豚」を交配させて、従来の「アグー豚」の復元に成功、絶滅の危機を逃れたわけです。
今では、外来種と交配したものが、ブランド種として、それぞれ売り出されています。
一方「黒豚」とは、イギリス原産のものを言います。
一般的な「白豚」と区別して使う言い方でもありますが、「アグー豚」とは「黒豚」なのです。
違いは見ればわかりますように、体毛が黒い毛か、白い毛かということになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「アグー豚」と「黒豚」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
「アグー豚とは沖縄の希少な豚」「黒豚とはイギリス原産の豚」と覚えておきましょう。