潮干狩りに行ったとき、ふとした貝の違いが気になることもあります。
この記事では、「アサリ」と「ハマグリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
よく似た二枚貝の差を、学んでいきましょう。
「アサリ」とは?
アサリとは、日本の干潟に住んでいる二枚貝のこと。
体長はおよそ6センチくらいです。
茶色、黒、ベージュと色の種類もバラエティに富んでいます。
小粒ですが濃い味わいがたのしめる人気の貝です。
アサリは「浅蜊」と書きます。
海の浅いところが好きなことから、この名が付きました。
アサリの旬は春で、初夏にむかって美味しさのピークを迎えます。
5月のゴールデンウィークには全国各地の海岸で「潮干狩り」がおこなわれますが、この頃とれるアサリは味わいも格別です。
手頃な値段で買えるアサリは、シチューやみそ汁、酒蒸しなど色々な料理につかえます。
手に入れたアサリは砂が入っていることもあるので、砂抜きして用いるのがおすすめ。
塩水にアサリを入れ、冷蔵庫の暗い場所に置きます。
ひと晩ほどつけておけば、ジャリジャリ感のない食べやすいアサリに出会えます。
「ハマグリ」とは?
ハマグリは日本の浅瀬で暮らしている二枚貝のこと。
体の大きさは8センチくらいです。
ツヤのある丸みを帯びた貝殻をしていて、色合いは茶色に近いです。
歯ごたえがある、とても美味しい貝です。
ハマグリは「蛤」と記します。
上の貝と下の貝がぴったり重なることから、夫婦円満のシンボルになっています。
3月3日のひな祭りの日にハマグリのお吸い物を食べると、将来幸せな結婚ができるといわれています。
ハマグリの旬は2月から4月にかけて。
まさにひな祭りの前後です。
ハマグリにも砂が入っていることがあるので、アサリと同じように砂抜きします。
粒が大きいのでBBQの網で豪快に焼くと、ワイルドな味わいを楽しめます。
「アサリ」と「ハマグリ」の違い
どちらも人気の二枚貝ですが、見た目はそっくりです。
「アサリ」と「ハマグリ」の違いを、分かりやすく解説します。
・大きいのが「ハマグリ」 どちらも縦じま模様があり、色味もバラバラ。
そのためじっくり観察しないと、見分けが付かないことも多いです。
まず見たいのがサイズ感。
アサリは小ぶりの貝ですが、ハマグリはアサリよりひと回りほどサイズが大きいです。
また住んでいる場所の違いもあります。
アサリは砂浜寄り、海の手前に生息しています。
それに比べてハマグリは沖合寄り、奥の干潟に生息しています。
アサリは掘るとすぐ出てくる浅い部分にいますが、ハマグリはがんばって掘らないとたどり着けない奥深くにいます。
まとめ
「アサリ」と「ハマグリ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも日本の干潟で獲れる、おいしい海グルメです。
アサリは華奢で、小ぶりな二枚貝のこと。
味噌汁に入れると美味しいです。
またハマグリはアサリより大きく、丸みのある二枚貝です。
クラムチャウダーや塩焼きが有名です。
それぞれの貝の良さを、存分に味わってみてください。