この記事では、「アメンボ」と「ミズスマシ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アメンボ」とは?
「アメンボ」とは、「昆虫綱半翅目アメンボ科に分類される水の上を滑走する細長い体をした昆虫の総称」を意味しています。
「アメンボ」の多くは淡水生ですが、ウミアメンボ亜科は海水生です。
「アメンボ」の語源は「飴棒」にあり、「飴」は「臭腺から発する飴に似た臭い」を意味し、「棒」は「体が細長いこと」を意味しています。
「アメンボ」は中脚と後脚が非常に長く発達していて、毛が水をはじく表面張力によって水面に浮かんでいます。
「アメンボ」の別名として、「ミズグモ・カワグモ・ミズスマシ・スイバ」などがあります。
「ミズスマシ」とは?
「ミズスマシ」とは、「甲虫目ミズスマシ科に分類されるゲンゴロウに似た平たい体をした昆虫」のことです。
「ミズスマシ」は前脚は非常に長いが、中脚と後脚はかなり短い体型をしています。
「ミズスマシ」は淡水生で川・池の水面をくるくると旋回して泳ぐことができ、幼虫も成虫も共に肉食の生態を持っています。
「ミズスマシ」の別名として、「まいまいむし・うずむし」などがあります。
「アメンボ」と「ミズスマシ」の違い!
「アメンボ」と「ミズスマシ」の違いを、分かりやすく解説します。
「アメンボ」も「ミズスマシ」も水面を泳ぐことのできる昆虫であるところが共通していますが、「アメンボ」が蚊のような「細長い体」をしているのに対して、「ミズスマシ」は「平たい卵型の体」をしている違いがあります。
「アメンボ」は「中脚・後脚が非常に長い体型」をしていますが、「ミズスマシ」のほうは逆に「前脚が長い体型」をしている違いを指摘できます。
さらに「アメンボ」は6本の脚の先で立ち上がるような姿勢をして水面に浮いて滑走しますが、「ミズスマシ」のほうは水面に腹ばいになるような姿勢をして、水面で旋回しながら泳ぐという違いもあります。
まとめ
「アメンボ」と「ミズスマシ」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「アメンボ」とは「昆虫綱半翅目アメンボ科に分類される、細長い体をしていて水面を滑走する昆虫の総称」を意味していて、「ミズスマシ」は「甲虫目ミズスマシ科に分類される、ゲンゴロウに似た平たくて丸い体(卵型の体)をした甲虫」を意味している違いがあります。
「アメンボ」と「ミズスマシ」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。