催し物をあらわす言葉は、いくつかあります。
この記事では、「イベント」と「祭り」の違いを分かりやすく説明していきます。
気になる行事を、豊かに学んでいきましょう。
「イベント」とは?
イベントとは、多くのお客さんが集まる催し物のこと。
世界のグルメを楽しむフードフェスや、スポーツ体験ができるアクティビティも「イベント」に含まれます。
陶器の見本市や、絵画の展示会など「非日常の遊びや学びができるもの」をイベントと呼んでいます。
イベントが開催されると、それを目当てに多くのお客さんが集まります。
するとイベント会場で販売しているグルメやお土産が、瞬く間に売れるようになります。
1度にたくさんの人を集めて「お金の流れを動かしていく」のもイベントの魅力です。
最近ではイベントの企画や運営をおこなう「イベントプランナー」という仕事も注目されています。
多くの人を集めるために効果的に宣伝をうったり、出店してほしい店舗に打診をおこなったりします。
色々な世代の人に感動を与えるもの、それがイベントです。
「祭り」とは?
祭りとは、祭祀のこと。
地域の神さまや仏さまに対して、感謝の気持ちをつたえる儀式のことです。
祭りの季節になると、街が一気に活気づいて賑やかになります。
祭りの日になると、ねじり鉢巻きとはっぴを身に付けてお神輿をかつぎます。
「わっしょいわっしょい」と掛け声をあげながら、元気いっぱいにお祭りを盛りあげます。
ちなみにお神輿とは、神さまの車のこと。
お神輿で街を練り歩くと、穢れがなくなり街全体が清らかになるといわれています。
日本には大阪のだんじり祭り、高知のよさこい祭り、青森のねぶた祭りなど、世界にほこれる祭りがいっぱいあります。
大きな声を出し合い、地域の方と協力して盛り上げるお祭りは、生きるエネルギーを生み出してくれる大切な神事です。
「イベント」と「祭り」の違い
どちらも行事のひとつです。
「イベント」と「祭り」の違いを、分かりやすく解説します。
・昔から催されているのが「祭り」
多くの人で大混雑する「イベント」と「祭り」。
どちらも人気の行事です。
その違いは歴史と伝統があるか、ないかというもの。
イベントは多くが単発でおこなわれるものです。
イベントプランナーによって企画が練られ、大抵は1回きりで終了します。
それに対するお祭りは江戸時代から毎年続けられてきた、歴史と伝統があるものです。
笛や太鼓、神輿や浴衣など「お祭りならではの和風アイテム」も登場します。
また「祭り」は地域の神さまに感謝の気持ちを伝える神事。
イベントにはそのような宗教的な目的はありません。
エンターテイメント性が高いのがイベント。
神事にゆかりがあるのが祭りです。
まとめ
「イベント」と「祭り」の違いを分かりやすくお伝えしました。
イベントはスポーツ大会やグルメフェスのように、個性ゆたかなプログラムを楽しむための催し物のこと。
対する祭りは地域の神さまを崇める、歴史ある神事を指します。
どちらも多くの人で賑わう、盛り上がる行事です。