この記事では、「イートイン」の意味を分かりやすく説明していきます。
「イートイン」とは?意味
「イートイン」とは、「その店舗で購入した食べ物を、店の中に設けられた客席で食べる事」を意味する和製英語です。
この言葉は、元々店内で食べる事が基本のレストランや食堂等の飲食店に対して使われる言葉ではなく、持ち帰りが可能なコンビニエンスストアやファストフード店やデパートの地下食料品売り場等で食べる場合に使われる言葉です。
「イートイン」の概要
「イートイン」は和製英語だと記しましたが、英語表記では「Eat In」となります。
しかし英語で「Eat In」と言う表現は、自宅で食べる事を意味し、全く意味が異なりますので、海外で使用する場合には、注意が必要です。
逆に和製英語の「イートイン」の意味の正しい英語表現としては「 dine in」や「eat here」などが適切と言えます。
この「イートイン」と持ち帰りが選択できる店舗で、最近大きな話題となったのが、消費税が8%から10%に引き上げられる際に設定された軽減税率に関する話題でしょう。
食料品は必需品として軽減税率が適用され8%に据え置かれましたが、レストランや食堂での外食には適用されず、10%に消費税は上がりました。
これに伴って、コンビニやファストフード店やデパ地下では、持ち帰りなら8%、「イートイン」なら10%と、税率が二本立てになり、混乱を招きかねないと話題となったのです。
しかし現在では、すっかり定着して二本立ての税率で大きな混乱が生じる事は無くなっています。
何事も慣れれば大きな混乱は解消されると言う事でしょう。
ただし、課題としては持ち帰りだとして購入し、実際には「イートイン」で食べる人も見受けられる点でしょう。
厳密には脱税ですが、店側としてはいちいち指摘する訳に行かず、こうした人が見受けられるのが、課題と言えば課題でしょう。
「イートイン」の言葉の使い方や使われ方
「イートイン」の言葉は、『持ち帰りの方が税率は低く少し安くなりますが、持ち帰ると温め直す必要があり面倒なので、イートインコーナで食べて帰る事にしました。』や『持ち帰りとして購入し、それをイートインで食べるのは、額は知れていますが、脱税と言えますね。』や『デパ地下でのイートインは昼食を単時間で済ませるのには向いていますね。』の様に使われます。
「イートイン」の類語や言いかえ
「イートイン」の類語はないと言え、それゆえに和製英語が作られたものと思われます。
ちなみに「イートイン」の対義語は、ご存知の通り「テイクアウト」です。
まとめ
「イートイン」とは、「その店舗で購入した食べ物を、店の中に設けられた客席で食べる事」を意味する和製英語です。
和製英語ですので、米英では「Eat In」の表現では、日本での意味は通用しません。
日本語での意味を表現する場合には、「 dine in」や「eat here」とするのが良いでしょう。