寒くなってくると、恋しくなるのがヒーターです。
用途や部屋の大きさなどによって、最適なタイプのヒーターがあります。
その中で、一番簡単に導入できるのはセラミック・ファンヒーターでしょう。
それでは、この「ファンヒーター」とはどんなものでしょうか。
「エアコン」との違いはどこにあるのでしょうか。
この記事では、「エアコン」と「ファンヒーター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エアコン」とは?
「エアコン」とは、「エア・コンディショナー(Air Conditioner)」の略で、内部に密封した冷媒を利用して、熱を取り入れたり、外に出したりすることで、冷房、暖房の両方の機能を持った電気製品です。
室内機と室外機で構成され、通常は専門技術を持った技術者でないと設置作業はできません。
「ファンヒーター」とは?
「ファンヒーター(Fan Heater)」とは、エネルギー源を燃焼させて、その熱をファンによって放出する機構を持つ暖房器具です。
エネルギー源としては石油(灯油)やガスがあります。
また、電気のみを使用したセラミック・ファンヒーターは、電圧をかけることによってセラミックを発熱させる方式なので、ガスや石油と違って燃焼方式ではありません。
「エアコン」と「ファンヒーター」の違い
「エアコン」と「ファンヒーター」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、寒い季節に利用する暖房器具であることは、同じです。
しかし、違いはその機構にあります。
つまり、「エアコン」は「冷媒」という熱を運ぶ物質が液体になったり気体になったりして、発生させた熱を室内に運ぶという方式であるのに対して、一般的な、「ファンヒーター」は電気、ガス、灯油などをエネルギー源としてヒーターで熱を発生させ、熱くなった空気をファンで放出するというものです。
「エアコン」の例文
「エアコン」の例文は以下のようになります。
・『エアコンは、冷媒と熱交換器を利用しているので、室内を温めることも冷やすこともできます』
・『エアコンを設置する場合には、室内機と室外機をペアで設置する必要があります』
「ファンヒーター」の例文
「ファンヒーター」の例文は以下のようになります。
・『ファンヒーターは、ヒーターのエネルギー源として電気、ガス、灯油が使用されます』
・『ファンヒーターの中では、電気ファンヒーターが最も消費電力が高くなります』
まとめ
この記事では、「エアコン」と「ファンヒーター」の違いを、解説してきました。
冬に役に立つ暖房器具としての「ファンヒーター」と「エアコン」は根本的な機構が違うということは、分かっていただけたと思いますが、それ以外にも、昔から日本人にはお馴染みの「こたつ」や「ストーブ」などもあります。
一説によれば、人間にとって理想的な暖房とは、頭寒足熱の「こたつ」であるとも言います。
冬の夜長に「こたつ」に入って食べるみかんは、懐かしさもあり格別なものです。