「オヤジギャル」とは?意味や使い方を解説

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「オヤジギャル」

この「オヤジギャル」は、今や死語だと言える言葉かも知れません。

一時期はテレビのニュースやバラエティ番組などでもよく使われていた言葉ですが、最近はまず聞くことはありません。

かつて1990年代には、流行語大賞に選出されたこともありますが、2000年代になると、そんなこともあったのかと思うほど使われなくなりました。

「オヤジギャル」の意味

オヤジギャルとは、「まるでオヤジのようなギャル」を略した言葉です。

その「オヤジ」と呼んでいる内容とは、パチンコや競馬といった比較的「オヤジ」が好みそうな趣味があったり、仕事の帰りに特にオシャレでもない居酒屋で飲んだり、とても女性だとは思えないような態度(電車の中でだらしのない態度で座ったり、ぷかぷかとタバコをふかす様子など)です。

この言葉が流行っていた1990年代には、そのようなギャル(主に20代前半の女性を指して使っています)が増えたことから、この「オヤジギャル」という言葉が流行語にもなったのです。

「オヤジギャル」の類語と解釈

「オヤジギャル」という言葉は、冒頭でも書いたように、今では既に死語だと考えていいでしょう。

しかし、そのような女性は一時期より減ったものの、全く居なくなったという訳ではありません。

現在では、そのような女性を表現する「おっさん女子」という新たな言葉が誕生しています。

この言葉は2010年頃から使われるようになり、意味は「オヤジギャル」と全く一緒です。

「オヤジギャル」をただ言い換えただけとも言えますが、今そのような女性を表現するならこちらの言葉の方がいいでしょう。

「オヤジギャル」の言葉の使い方

オヤジギャルは、今ではあまり使わない方がいい言葉です。

特に若い人は、この言葉が流行っていた頃を知らない(生まれてもいない)ことも多いので、無理に使っている感が出てしまいます。

よって、上で挙げた同義語の「おっさん女子」と言い換えた方が無難です。

年配の人であれば、その頃を懐かしむ意味も含めて使っても構いませんが、死語感の強い言葉なのは否めない為、あまり多用は禁物です。

「オヤジギャル」を使った例文・解釈

オヤジギャルを使った例文です。

若い人が使っている例も挙げていきますが、「あくまでそういう言葉があった(らしい)」といった表現に留まっています。

「オヤジギャル」の例文1

「あの子は昔で言うところのオヤジギャルだな」

比較的年配の人が、オヤジギャルに該当する若い女性に対して使っている例になります。

このように「昔で言う」と付けると、いくらか死語感を紛らわせることができるので、おすすめの使い方だと言ってもいいでしょう。

特に若い人に対してこの言葉を使う時には、こういった工夫が大切です。

「オヤジギャル」の例文2

「以前にオヤジギャルだと言われたこともあったが、全く気にしていなかった」

オヤジギャルと呼ばれるような女性は、この例文のように、それをほとんど気にしていないことが多いです。

そのような点も含めて、「オヤジ」のようだと言われるのかも知れません。

これについては、当時のテレビのインタビュー(オヤジギャルと思われる女性に、直接このようなことを聞いていた)様子からも明らかです。

「オヤジギャル」の例文3

「オヤジギャルなんて言葉は初めて聞いたが、うまい言い方だと思った」

今の若い人が「オヤジギャル」という言葉とその説明を聞き、そう思ったという例文です。

前述のように、今では「おっさん女子」と使われることが多いですが、その言葉の元で、昔の言い方だと説明すると分かりやすいでしょう。

「オヤジギャル」の例文4

「いくらオヤジギャルでも、あの態度だけは何とかして欲しいものだ」

オヤジギャルの1つの特徴として、だらしのない態度が挙げられますが、その中でも、例えば電車の中で男性のように足を開いて座るといった態度になると、女性としてやめて欲しいと思う人も多いでしょう。

いくら「オヤジ」のような女性でも、そのような態度はさすがにいただけません。