「オレオレ詐欺」と「振り込め詐欺」の違いとは?分かりやすく解釈

「オレオレ詐欺」と「振り込め詐欺」の違いとは?違い

詐欺事件は時代と共に色々な方法が作られることもあり、対策も常にアップデートしないといけません。

詐欺方法として特に有名なのは「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」があります。

この記事では、「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」の違いを分かりやすく説明していきます。

「オレオレ詐欺」とは?

「オレオレ詐欺」は身内を騙り詐欺する方法であり、従来では電話でよく使われていました。

詐欺の犯人が身内のふりをして「俺だよ、オレオレ」といったような台詞で電話を掛け、その後トラブルがあったから助け欲しいという話に持って行き詐欺を働きます。

代表的なものとしては事件の示談金、借金の連帯保証人、他人の治療費などを求めるものであり、高額なお金を騙し取るものとなっています。

「オレオレ」という発言のように本当の親族の名前を知らないことも多いのですが、犯人は年齢の高い老人などを主に狙っており迫真の演技で騙される人も多数いました。


「振り込め詐欺」とは?

「振り込め詐欺」はこれまであった色々な特殊詐欺をまとめたものであり、2004年に制定されました。

「振り込め詐欺」の内容はなりすまし詐欺、架空請求詐欺、還付金詐欺、融資保証金詐欺の4つからなり、最近では電話だけではなく色々な方法で詐欺が行われています。

「オレオレ詐欺」のような情に訴えかけるものや身内を装って行われる詐欺は段々と巧妙になったこともあり、実情を踏まえて「振り込め詐欺」の名称となりました。

振り込めという犯人からの強制的な命令という点が重要視されており、この名前を使うことで犯罪予防にも繋がるとされていました。


「オレオレ詐欺」と「振り込め詐欺」の違い

「オレオレ詐欺」は身内に扮して詐欺をするものでしたが、時代が変わり手口が巧妙になったことから、新しく特殊詐欺をまとめて「振り込め詐欺」と名付けることになりました。

「振り込め詐欺」は身内を装ったものだけではなく、劇場型と呼ばれるような様々な役割の人物を出すことで信ぴょう性を高める方法や、個人情報リストを使ったものまで幅広い方法があります。

しかしどちらの場合でも事前に電話などで被害者に連絡するのは変わっておらず、その時にしっかりとした判断することで予防することが可能です。

「オレオレ詐欺」の例文

・『祖母がオレオレ詐欺に引っかかってしまったが、ギリギリで銀行員の人が止めてくれた』
・『自分には孫がいないのに、オレオレ詐欺で孫を騙る人物から助けが来たので笑ってしまいました』

「振り込め詐欺」の例文

・『振り込め詐欺予防には、知らない電話番号の通話には出ないことが一番である』
・『振り込め詐欺は最近だと手渡しや受け子を使ったものがあり、巧妙になってきている』

まとめ

詐欺に関しては客観的に見ると掛からないだろうと思っている人も多いでしょう。

一昔前の「オレオレ詐欺」も最新の「振り込め詐欺」も手段は巧妙であり人の心の隙を付いてくるものなので、不審な電話には出ないことが一番の予防となります。

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