この記事では、「オーラルケア」と「デンタルケア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オーラルケア」とは?
口腔内の手入れをすることです。
具体的には、歯磨きをする、フロスを使用する、洗口液を使用する、歯科でクリーニングをしてもらうなどをいいます。
口腔とは、口からのどまでの空洞部分を指します。
ここには、舌、歯茎、歯などがあります。
これらをケアすることが「オーラルケア」です。
人間は生きていくために食事をしなければなりません。
食べものを口にすることで、体を動かしたり維持したりするための栄養素を摂取しています。
そういったものを摂取するためには、自分の歯を残しておくことが重要です。
歯があることで、食べものをしっかりと噛むことができ、消化吸収がよくなります。
また、自分の歯で物を食べることは、生きる意欲にもつながります。
「オーラルケア」の使い方
口の中をケアすることを指して使用する言葉です。
歯科で行っているものだけでなく、自宅で行う歯磨きなども含まれています。
「デンタルケア」とは?
歯の手入れをすることです。
「デンタル」には、歯の、歯科のという意味があります。
デンタルクリニックなど、複合語の形で用います。
「ケア」には、心づかい、世話をすることという意味があります。
歯の世話をするとは、つまり歯の手入れをすることです。
歯のケアを怠ると虫歯や歯周病が進行する可能性があります。
虫歯や歯周病が進行をすれば、いずれ自分の歯を失うことになるでしょう。
いくつになっても健康的な歯を保つためには、普段の手入れが大切です。
歯磨きをすることが、健康的な歯を守ることにつながります。
しかし、歯磨きをしているつもりでも、磨き残しをしていることが少なくありません。
特に歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくく、歯垢が残りやすい部位です。
歯ブラシとあわせて歯間ブラシを使用すると、歯垢の90%程度を取り除けるといわれています。
「デンタルケア」の使い方
歯の手入れという意味で使用をします。
主に歯磨きをすることをいいます。
「オーラルケア」と「デンタルケア」の違い
どちらの言葉にも、手入れをするという意味が含まれていますが、何を手入れするのかという点に違いがあります。
前者の言葉は、口の中を手入れすることを意味しています。
歯、歯茎、舌などを手入れすることです。
後者の言葉は、歯を手入れすることです。
「オーラルケア」の例文
・『毎日オーラルケアをしています』
・『オーラルケアに必要な道具をそろえる』
・『おいしく食べるためにオーラルケアが必要です』
「デンタルケア」の例文
・『デンタルケアを怠っていませんか』
・『毎日デンタルケアを行いましょう』
・『歯ブラシを使ってデンタルケアをする』
まとめ
2つの言葉には、手入れをするという意味が含まれていますが、歯をケアすることなのか、歯を含めて口の中全体をケアすることなのか、という点に違いがあります。