この記事では、「カステラ」と「シフォンケーキ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カステラ」とは?
カステラは、その姿から洋菓子と思われがちですが、実は和菓子なのです。
その昔、ポルトガルから伝わった焼き菓子が日本に渡ってきた後に独自のものに進化しました。
長崎が本場とされていて、一番の老舗は1624年創業のカステラ本家福砂屋です。
同じく長崎市に本社を構える文明堂も有名ですが、こちらの創業は1300年で明治時代に入ってからのことでした。
カステラはスポンジケーキよりも重量感があり、食べ応えがあります。
主な材料は小麦粉、砂糖、卵の他にザラメを使う点が特徴です。
近年は様々な風味を加えたカステラも登場し、抹茶味、チョコレート味、コーヒー味などがあります。
また、ふわふわした食感が人気であることから、カステラ本来の食べ応えがあるタイプよりも軽めの食感が味わえるものも多く販売されるようになりました。
「シフォンケーキ」とは?
シフォンケーキはアメリカ生まれです。
普通のスポンジケーキとの大きな違いは、材料としてサラダ油を使っていることです。
スポンジケーキはベーキングパウダーを使ってふっくらと膨らませますが、シフォンケーキは卵白をしっかりと泡立てたものを生地に混ぜ合わせることで焼いたときにふっくらとした仕上がりになります。
また、通常のホールケーキとは異なり、特徴的な型を用いて焼き上げるため中央にドーナッツのような穴が開いている点も大きな特徴です。
ふんわりとした口当たりはとても軽く、サラダ油を使っているためにカロリーが少なめである点も人気の理由となっています。
「カステラ」と「シフォンケーキ」の違い
「カステラ」と「シフォンケーキ」の違いを、分かりやすく解説します。
カステラはポルトガル生まれの焼き菓子ですが、日本へ渡ってきてから独特の進化を遂げ、現在の味になりました。
どっしりとした重量感のある生地の風味豊かな味わいが特徴です。
シフォンケーキはアメリカ生まれです。
一般的な焼き菓子のようにバターではなく、サラダ油を使います。
また、ベーキングパウダーではなく卵白をしっかりと泡立てることで生地を膨らませています。
つまり、カステラとシフォンケーキは発祥地が異なります。
そして、卵の混ぜ合わせ方に大きな違いがあり、特にシフォンケーキは卵白を泡立ててから加えることで独特のふんわり感を持つ仕上がりです。
また、同じ分量を食べた際のカロリーはシフォンケーキのほうが低めで食べても罪悪感が軽減されます。
まとめ
日本には伝統的な和菓子がたくさんありますが、外国から伝わってきた洋菓子は日本のスイーツの発展に大きく貢献してきました。
日本人は創意工夫を得意としているため、どんなものもより美味しく、見栄え良く変わっていきます。
カステラもシフォンケーキも益々美味しくなるに違いありません。
これからも上手く融合し、より美味しいスイーツが登場することでしょう。