「カツカツ」と「ギリギリ」の違いとは?分かりやすく解釈

「カツカツ」と「ギリギリ」の違い違い

この記事では、「カツカツ」「ギリギリ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「カツカツ」とは?

「カツカツ」の意味は以下の通りです。

1つ目は元の意味で、「ものが枯渇しそうな様子」で、ものがひからびて朽ち果てそうになっている様子を言います。

2つ目は上記から転じて、「ある状態がどうにか成り立つ様子」という意味で、主に生活が不十分ながらも何とか成り立っている状態を言います。

3つ目は更に転じて「ようやく、やっと」という意味で、かろうじてどうにかする様子を言います。

上記に共通するのは「ひからびる寸前で何とかしている」という状態です。


「カツカツ」の使い方

「カツカツ」「ものが枯渇しそうな様子」「ある状態がどうにか成り立つ様子」「ようやく、やっと」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「カツカツだ・である」と使われたり、副詞として「カツカツ暮らしている」などと使われたりします。

語源は「枯渇」から来ていると言われ、基本的に、限界は超えていてある状態をかろうじて保っている時に使われる言葉です。


「ギリギリ」とは?

「ギリギリ」の意味は以下の通りです。

1つ目は「限界近くの状態」という意味で、限界に限りなく近く、すれすれの状態という意味です。

2つ目は「全く余裕のない状態」という意味で、空間的・時間的に余裕のない様子を言います。

上記に共通するのは「限界近くで頑張っている状態」という意味です。

「ギリギリ」の使い方

「ギリギリ」「限界近くの状態」「全く余裕のない状態」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「ギリギリだ・である」と使われたり、副詞として「ギリギリ間に合った」と使われたり、形容詞として「ギリギリの生活」などと使われたりします。

語源は、物を強く締め付ける時の「ギリギリ」という音であると言われ、基本的に、限界を超えていないが、それに限りなく近く苦しい状態に使われる言葉です。

「カツカツ」と「ギリギリ」の違い

「カツカツ」「限界をこえていて、かろうじてどうにかしている状態」という意味です。

「ギリギリ」「限界までは行かなくても、ほぼそれに近くて苦しい状態」という意味です。

「カツカツ」の例文

・『毎月カツカツで、実家から仕送りしてもらっている』
・『子供が増えたけれども収入が減って、カツカツ状態だ』
・『これ以上カツカツの生活が続けば借金も考えなければならない』
・『彼はギャンブルに依存してカツカツの生活に陥っている』

「ギリギリ」の例文

・『遅刻寸前でギリギリ間に合った』
・『納期ギリギリに検品が終わった』
・『君はギリギリのラインで合格したんだよ』
・『サーブがギリギリで相手のコートにインした』

まとめ

今回は「カツカツ」「ギリギリ」について紹介しました。

「カツカツ」「限界をこえていてる状態」「ギリギリ」「限界にほぼ近い状態」と覚えておきましょう。

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