「珍品」と「逸品」の違いとは?分かりやすく解釈

「珍品」と「逸品」の違い違い

商品の価値を示す言葉は色々なものがありますが、そのレアリティに重点を置いた言葉も多く存在します。

例えば「珍品」「逸品」は希少価値が高いものに対して使いますが、その意味合いは異なるので気を付けましょう。

この記事では、「珍品」「逸品」の違いを分かりやすく説明していきます。

「珍品」とは?

「珍品」とは珍しい品や商品、物品、希少価値の高いものなどを表す言葉です。

貴重なものに対して使われる意味合いが多めであり、そのレアリティが最も重要視される傾向があります。

希少価値が高いという点が重要であり、該当する品の実用性や機能性に関しては高くないことも多々あります。

「珍品」レアリティを重要視している傾向が多いため値段も高くなる品が多いのですが、素人から見ると高い値段や希少品であるかどうかを疑うような品であることも多いのが特徴です。

例えばゲテモノ素材を使った料理は「珍品料理」とも呼ばれており、外見はおどろおどろしいものでありながらも味は絶妙なものもあります。


「逸品」とは?

「逸品」とは特に優れた物、品、商品、物品を表す言葉であり、その価値に重点を置いているのが特徴です。

これ以上ないぐらいの優れた物という意味もあり、これは誰の目に見ても明らかなものという意味で使われることもあります。

「逸品」は通常の物以外にも人が作った芸術品や創作物に対しても使うことが可能です。

芸術的価値が高い作品に対して使うこともできますし、個人が作った料理に対しても使うことが可能であり幅広く使うことが可能です。

「逸品」の類義語としては「絶品」「一品」がありこちらもクオリティが良いものに対して使う言葉となっています。

価値やクオリティを重要視していることから価値も自ずと高くなる傾向があり、「逸品」をコレクションとして集める人も多いのが特徴です。


「珍品」と「逸品」の違い

「珍品」はそのレアリティを重要視しており、クオリティに関しては二の次という意味で使います。

一方で「逸品」は品の価値を重要視しており、美術品から料理まで幅広く使われています。

どちらの場合でもコレクター的な価値は非常に高いことから、高額の値段が付くことが多いのが特徴です。

「珍品」の例文

・『路地裏の狭いお店は珍品を集めたお店であり、怪しい店主がいることで知られている』

・『珍品料理を出しているお店に行ってみたのだが、見た目が悪い割に味が玄妙でありこれはこれでアリだと思った』

「逸品」の例文

・『茶碗の中でも逸品とされる商品を見つけて、購入するかどうか迷った』

・『骨董屋には隠れた逸品があるとされており、それを見つけるのが楽しいのです』

まとめ

「珍品」はレアリティに重きを置いている言葉であり、素人から見るとガラクタのような物であることも多くあります。

「逸品」はクオリティに重きを置いている言葉であり、こちらは芸術品から料理まで一般の人でもそのクオリティが分かりやすいものが多いのが特徴です。

違い
意味解説辞典