「キチゲ」とは?「キチゲ」の意味
「キチゲ」とは「キチガイゲージの略語」であり、「キチゲ(キチガイゲージ)」とは「キチガイになるようなストレスやフラストレーションの限界までを示す仮想のメーター」を意味しています。
「キチゲ」は「キチガイ(正気を保てなくなること)+ゲージ(目盛り)」の意味合いを持つ言葉であり、 「キチゲ」が限界(上限)に到達すると常識では信じられないような奇妙な行動や変顔(へんがお)の表情などを示すことがあります。
「キチゲ」が上限まで達しておかしな行動を取ることを、「キチゲ解放(きちげかいほう)」と言うことがあります。
「キチゲ」
引用元:「キチゲ」の意味とは?
「キチゲ」の類語・類義表現
「キチゲ」の類語・類義表現には、どのようなものがあるのでしょうか?
「キチゲ」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。
「ストレスレベルの高さ」
「キチゲ」の類語・類義表現として、「ストレスレベルの高さ」があります。
「キチゲ」とは、その人がどのくらい強いストレスを感じているのかのゲージやメーターのことですから、キチゲに似た意味合いを持つ類義表現として「ストレスレベルの高さ」があります。
「キチゲ(キチガイゲージ)」とは、「ストレスの強さの程度を示す相対的なゲージ(目盛り)のこと」ですから、「ストレスレベルの高さ」という言葉に言い換えることもできるのです。
ストレスレベルがマックスに達すると、「キチゲ解放」で非常識で奇妙な言動をしてしまうことがあります。
「フラストレーション(欲求不満)の強さ」
「キチゲ」の類語・類義表現として、「フラストレーション(欲求不満)の強さ」があります。
「キチゲ」というのは「ストレスの相対的な大きさを示すゲージ」であると同時に、「フラストレーション(欲求不満)の相対的な強さを示すメーター」のようなものなのです。
それらのストレスやフラストレーション(欲求不満)の強さを測定するとされるゲージは、客観的に見れば「仮想的・空想的なもの」に過ぎませんが、「キチゲ」が溜まって限界に達してしまうと、非常識な発言や奇怪な行動をしてしまうリスクがあるのです。
「我慢の限界・堪忍袋の緒が切れる」
「キチゲ」の類語・類義表現として、「我慢の限界・堪忍袋の緒が切れる」があります。
「キチゲ」がマックス(上限)に到達すると、キレて暴れだしたり奇妙な言動をし始めたりすることがありますが、この上限に達して「キレた行動+奇妙な言動」をすることを、「キチゲ解放」といいます。
「キチゲ解放」とほぼ同じ意味合いを持つ言葉に、「我慢の限界・堪忍袋(かんにんぶくろ)の緒が切れる」があり、いずれも「これ以上は我慢(忍耐)することができない心理状態」を意味しています。
「キチゲ」の言葉の使い方
「キチゲ」の言葉の使い方は、「人のストレスやフラストレーション(欲求不満)の相対的な強さ・大きさを表したい時」に使うということになります。
ストレス及びフラストレーションが溜まってきた時には「キチゲが上昇してきた」という使い方ができ、ストレスやフラストレーションが限界に達して、切れたり奇妙な言動をし始める時には「キチゲ解放」という使い方ができるのです。
「キチゲ」を使った例文・短文(解釈)
「キチゲ」を使った例文・短文を紹介して、その意味を解釈していきます。
「キチゲ」の例文1
「普段は真面目に会社に勤めているサラリーマンでも、キチゲが上昇してくると何をするか分からない。」
この例文の「キチゲ」は、「普段、会社員生活に無理をしながら適応しているサラリーマンのストレスレベルを測定できる想像上のゲージ(目盛り)」のことを意味しています。
このキチゲが一定以上まで上昇してしまうと、普段は温厚で笑顔のサラリーマンが、突然切れて大暴れしてしまうこともあるのです。
「キチゲ」の例文2
「キチゲが限界まで上昇して暴れたりしないように、自分自身のストレス解消法を見つけて、精神の健康状態を保っておく必要性があります。」
この例文の「キチゲ」は、「自分の精神状態の健康度(=相対的なストレスの大きさ)を仮想的に測定することのできるゲージのこと」を意味しています。
「キチゲ」の例文3
「キチゲ解放した上司が、突然部下に大声を出して怒鳴りはじめ、周囲にあった机・椅子を蹴り倒してペットボトルまで投げつけてきた。」
この例文の「キチゲ・キチゲ解放」は、「長年のサラリーマン生活で我慢に我慢を重ねてきた上司が、遂に我慢の限界に達して切れたこと」を意味しています。