この記事では、「キャラメル」と「飴」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キャラメル」とは?
水飴・砂糖・乳・油脂・でんぷんを混ぜ合わせて溶かし、それを冷やした飴菓子のことです。
この菓子にはバターや練乳などの乳成分が使用されている特徴があります。
日本で森永太一郎1899年に発売をはじめました。
森永太一郎はアメリカに渡って製菓に出会い、修行をします。
帰国をしてから森永西洋菓子製造所を開業します。
アメリカで習得した製法では、バターやミルクが濃すぎて日本人にはなじみにくいものでした。
また、アメリカとの原料の品質の違い、日本の多湿な環境などによって、完成品はべたべたする状態でした。
製法などの工夫をしたものの根本的な解決はできず、衛生面も考えて、ひと粒ずつ包装をすることにしました。
現在も「キャラメル」はひと粒ずつワックスペーパーで包まれています。
「キャラメル」はミルク風味のものが一般的ですが、それ以外にもあずき味、モンブラン味など、さまざまな商品が販売されています。
「キャラメル」の使い方
水飴・砂糖・乳・油脂・でんぷんなどを混ぜ合わせたものを熱して溶かし、冷やし固めた飴菓子を指して使用する言葉です。
ミルク風味でないものも、この名で呼んでいます。
「飴」とは?
米、さつま芋、コーンスターチなどのでんぷんを糖化して作った菓子のことです。
砂糖や水飴を主原料とし、香料・着色料・乳などを加えたキャンディーも含まれます。
「飴」には数多くの種類があります。
たとえば、べっ甲飴、のど飴、りんご飴、イチゴ飴、黒飴などです。
イチゴ飴はイチゴ味がするもの、黒飴は黒糖を使ったもので、「飴」の特徴を名前が表しています。
べっ甲飴は家庭でも簡単に作ることができます。
砂糖を水に溶かしたものをフライパンに入れます。
これを黄色っぽくなるまで加熱をします。
アルミ箔の上に適当な大きさにしてのせる、あるいはシリコン型に入れて、固まるまで常温に置きます。
固まれば完成です。
「飴細工」といわれるものもあり、「飴」を使ってさまざまな形のものが作られています。
「飴」の使い方
米や芋などでんぷんを糖化して作った菓子を指して使用する言葉です。
さまざまな種類があり、その特徴によって「りんご飴」「黒飴」などと呼んでいます。
「キャラメル」と「飴」の違い
「キャラメル」はソフトキャンディーの一種です。
乳成分を使用している特徴があります。
「飴」の中にキャンディーが含まれます。
「キャラメル」の例文
・『キャラメルを口に入れる』
・『キャラメルを食べた後に歯を磨く』
・『箱入りのキャラメル』
・『キャラメルが好き』
「飴」の例文
・『イチゴ味の飴』
・『飴の大袋を買う』
・『飴をもらった』
・『のどが痛いのでのど飴を食べる』
まとめ
「飴」は米や芋などのでんぷんを糖化して作った菓子で、その中にはキャンディーも含まれます。
「キャラメル」はキャンディーの一種です。