この記事では、「ギロッポン」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ギロッポン」とは?意味
「ギロッポン」は、芸能人の方が用いる業界用語で、六本木という街をあえて遠回しに六本木の街であると分かるよう、「ギロッポン」と言いかえて呼ぶ呼び名です。
何故、言いかえる必要性があるかですが、六本木という東京の街は高級なクラブの他高級バーの他高級と付く名のお店が多く存在しており、直接六本木というよりも遠回しに六本木であると言い放つ方が芸能人は特別であることと分かる人だけ六本木であると分かればそれでよいという意味から言いかえを行っているとされます。
要は、お金持ちであることをアピールした場合、自分はお金持ちだというよりも遠回しに言った方がイメージ的には良いという風潮が日本には存在しており、「六本木」=高級志向な町という意味合いからわざわざ遠回しに言うことで芸能人のイメージの低下を抑えつつ金持ちであるとアピールをしているのです。
「ギロッポン」の概要
「ギロッポン」という言葉が生まれたのはお笑いコンビのダウンタウンの松本人志さんが初めて「六本木」を「ギロッポン」といったのが始まりであるとされており、当時は、特別な町である六本木をあえて遠回しに言うという文化があり、松本人志さんが遠回しで表現するために用いたのが、「ギロッポン」の始まりとされています。
時代が流れるにつれ、「ギロッポン」は今度は一般の方でお金持ちの方が遠回しに六本木のことを言う言葉になり、最終的には誰でも六本木を指す言葉になったのです。
この理由は、恐らくですが、六本木の都市開発に原因があり、当初は高級なお店で都市を形成するはずでしたが外国人労働者があふれ、外国人向けのお店を形成していくうえでだんだんと六本木の町は、悪い意味で遠回しに六本木であると臭い物に蓋をする様な意味で使用する言葉に変化したが故、誰でもギロッポンと言い始めたのだと言われています。
「ギロッポン」の言葉の使い方や使われ方
「ギロッポン」は、あえて六本木と言わず、遠回しに六本木という場合に用いる表現法です。
六本木を馬鹿にする場合に使用するケースと、高級なエリアに立ち入る際、周囲に高級エリアに立ち入ることをわからないようあえて言うケースも存在します。
これを可能としたのは、六本木の町が2分化され、高級エリアと外国人労働者の多い犯罪多発エリアに分かれたが故、馬鹿にする意味合いで「ギロッポン」と呼ぶケースと、人目をはばかるケースで「ギロッポン」と呼ぶケースがあります。
「ギロッポン」の類語や言いかえ
「ギロッポン」の類語ですが、同じ東京で「銀座」を「ザギン」と呼ぶ言いかえや類語があります。
「ザギン」で「シースー」などが有名で銀座で寿司という意味です。
まとめ
「ギロッポン」という六本木の言いかえ言葉ですが、ある意味では必然で、高級志向なお店が立ち並ぶエリアに入ることを躊躇したり、犯罪多発エリアが多いことなどを馬鹿にする言い方や犯罪が多い町は六本木であると断言しない言い方を探すと、「ギロッポン」という呼び名が生まれるのはある意味必然であると言えます。
つまりは、「ギロッポン」という呼び名は生まれるべくして生まれ、だんだんと意味や使用する人物に変化が生じたのは極端に高級志向に走ったか、外国人労働者を極端に受け入れることでいびつな形となったが故、「六本木」の悪い所を隠すために生み出されたような言葉であると解釈できます。