この記事では、「グレード」と「ランク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「グレード」とは?
等級や段階、格付けを表す言葉で、上位グレードと下位グレードなどのような使い方をします。
高品質なものを「ハイグレード」と呼ぶ製品もいくつか見られ、会員制のファンクラブなどでもハイグレード会員という高額なものの充実したサービスを用意したものも見られます。
ハイグレードは反対の意味合いとしてローグレードという言葉は使わず、スタンダードという言葉になる場合が多いです。
自動車は同一銘柄でグレードが異なる商品がある顕著な例で、よりパワフルなエンジンを搭載したり、本革やツートンカラーのインテリア、外見デザインにメッキを施した部分があるものが上位グレードと、それらは省略されて低価格を目指したのが下位グレードとなるケースが多いですが、大型サンルーフやツートンのボディカラーなど特殊な装備をしたグレードがある車種もあり、こちらはすべての装備がその車種において最上級とは限らない場合も見られます。
区別のためグレード名も設定されており、X、G、Sなどのアルファベットがつけられるケースが多く見られますが、アルファベットが後ろに行くほうがグレードが高級というような厳密なルールはなく、メーカーごとに自由になっています。
「ランク」とは?
順位付けることを指す言葉で、ランキングが順位づけそのものを指します。
上位ランクインは販売ランキングの上位にランクされることを指します。
ゲームなどではキャラクターの出現率などに対してランクを付けていて、アルファベットがAに近づく順にランクが高くなりますが、Aより高いランクとしてSランクがあり、SSランクなどSを重ねてさらに高いランクを表すケースもあります。
このSはライブチケットなどのA席を超すS席という言い回しが由来とされています。
俗語でFラン大学というものがありますが、こちらは偏差値がFランクという非常に低いランクを指すものです。
「グレード」と「ランク」の違い
「グレード」と「ランク」の違いを、分かりやすく解説します。
「グレード」は生産者による格付け、「ランク」販売データや作品内などでの順位付けを表す言葉で、メーカーの意図が完全には反映されず、価格は平等ではなく売れた数により決定される自動車やCDの販売台数ランクやメーカーの意図が完全に反映されているものの、価格自体は完全に平等なゲームのレア度ランクなどの順位付けに対して、自動車のグレードは価格帯の違いなどが含まれており、メーカーの意図が完全に反映されたものになっており、グレードによって生産数を絞るケースは稀です。
ランクはマンガ作品のキャラクター登場回数ランキングなど個人で勝手に作って楽しむこともできますがグレードは個人で作る概念ではありません。
まとめ
「グレード」と「ランク」は格付けのグレード、順位付けのランクで近い部分もありますが意味が異なっており、ランクはユーザーにより非公式に作ることができ、好きなものランクなど定義が曖昧なものも作れます。
グレードは商品に設定される格付けの他、ブランド名にも使われる言葉です。