「サイベリアン」と「ラグドール」はどちらも日本でも人気な猫種であり、見た目がとても似ています。
この記事では、「サイベリアン」と「ラグドール」の違いについて、分かりやすく説明していきたいと思います。
「サイベリアン」の特徴とは?
「サイベリアン」は正式には「サイベリアン・フォレストキャット」といい、「サイベリアン」はシベリアをあらわしていることからロシア原産の猫であることがわかります。
極寒のロシアで育った「サイベリアン」はかなりの長毛種であり、ゴージャスな見た目をしています。
体つきは極寒のシベリアの気候に耐えることができるような厚い被毛に覆われた大きめの体をもっており、メスよりもオスのほうが大きくなる傾向にあるようです。
足の裏にも毛が生えているのが特徴で、雪の上を歩くために生えています。
性格はおとなしく、猫自身が認めた飼い主にのみ従順であり、オスは甘えん坊、メスは飼い主にべったりという傾向があります。
また、猫の中でも成長のスピードが遅く、成猫になるまで5年もかかります。
「ラグドール」の特徴とは?
「ラグドール」は白く長い体毛とブルーの瞳が特徴的な「ぬいぐるみ」の意味の名前を持つ猫です。
その起源は複雑であり、アメリカのブリーダーが自分の飼い猫を交配させたことで誕生した種類と言われています。
「ラグドール」は猫の中で最大といわれるほど大きく、筋肉質で体重も重いです。
幼い頃はほとんどの個体が白い体毛であり、成長すると少しずつ模様が出現します。
長さはかなりのものですが、なめらかでやわらかく、抜けにくくなっているので比較的お世話はしやすい部類に入ります。
性格はおとなしく、体が大きいわりには運動があまり得意ではありません。
甘えるのも好きなので、体は大きいですが「ぬいぐるみ」の名のとおりとても可愛らしいです。
「サイベリアン」と「ラグドール」の違いについて
「サイベリアン」と「ラグドール」はとても似ていますが、実はかなり異なる点もあります。
まず「サイベリアン」はロシア原産の猫であり、シベリアの寒さに耐えることができるように長い毛を持っていますが、「ラグドール」は交配種でありそのような背景はありません。
「サイベリアン」も猫の中では大型な部類ですが、「ラグドール」は猫の中で最大の体をもっています。
「サイベリアン」は日本では少しマイナーな種ですが、「ラグドール」は人気の猫種といえます。
「ラグドール」はペットショップで見かけることはあっても「サイベリアン」はほとんど見かけることはないので、飼いたい人はブリーダーから購入するようです。
「サイベリアン」と「ラグドール」の違いのまとめ
「サイベリアン」はシベリア原産の寒さに強いおとなしく高貴な猫、「ラグドール」はアメリカのブリーダーの手によって交配されて誕生した体の大きさが最大の猫種です。 ペットショップでも見かけることはあると思いますので、特徴を覚えておくと楽しいです。