この記事では、「サバサバ」と「無神経」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サバサバ」とは?
「サバサバ」には2つの意味があります。
一つは、気持ちに余計なものがないさま、すっきりするさまです。
クッキーを作ってみました。
しかし、オーブンの温度設定が悪かったのか、焼き時間が長かったのか、すべて黒焦げになってしまいました。
中途半端に焦げるのではなく、すべてが気持ちよく焦げてしまいました。
このとき、気持ちに余計なものがなく、すっきりとしています。
これを「かえってさばさばとした」などと表現できます。
もう一つの意味は、物事のちょっとしたことを必要以上に気にすることなく、しつこくないさまです。
性質や態度についていいます。
仕事である人がミスをしました。
ミスを上司に伝えたところ、「今度からミスをしないように」とだけいわれました。
もっとしつこくいろいろといわれると思っていたのに、上司からの言葉はわずかです。
この上司の態度は、ミスという事柄に必要以上にとらわれていないということができます。
しつこさがありません。
このような態度を「サバサバ」しているといいます。
「サバサバ」の使い方
性質や態度がしつこくないことを指して使用します。
また、気持ちがすっきりすることもいいます。
「無神経」とは?
「無神経」には2つの意味があります。
一つは、感覚が鋭敏でないことです。
都会にはたくさんの人がおり、多くの車が通っており、大型ディスプレイが設置されている場所もあり、騒音がします。
しかし、そこで仕事をしたり、暮らしている人は、あまり気にかけていないように見えます。
ひっそりと森に一人で住んでいる人なら、都会の音は気になるでしょう。
しかし、都会の人は気にしていないようで、このことは「騒音に無神経」だということができます。
もう一つの意味は、恥、外聞、他人の気持ちなどを気にかけないことです。
「デブ」といわれて傷つく人がいます。
傷つくとわかっているので、あまり人に向かっていう言葉ではありません。
しかし、他人の気持ちを考えない人は、平気でこのような発言をします。
この発言は「無神経」だといえるでしょう。
「無神経」の使い方
他人の気持ちなどを気にしないという意味で使われることが多いです。
「サバサバ」と「無神経」の違い
「サバサバ」は態度や性質などがしつこくないことです。
「無神経」は他人の気持ちや外聞などを気にしないことです。
しつこい、しつこくないという意味は含まれていません。
「サバサバ」の例文
・『サバサバとした表情』
・『サバサバとした一面を見せた』
・『自分はサバサバしていると思う』
・『サバサバとしていると言われる』
「無神経」の例文
・『無神経にもほどがある』
・『彼の無神経さに耐えられない』
・『夜中に大声を出すとは無神経だ』
・『食べるものに無神経』
まとめ
「サバサバ」はしつこくないこと、「無神経」は他人の気持ちなどを気にしないことで、意味が異なります。