この記事では、「サンデー」と「アラモード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サンデー」とは?
「サンデー」は、カップにアイスクリームを入れシロップやソースなどをトッピングした、アメリカ発祥のデザートです。
「サンデー」の特徴は、カップのような形状のグラスにアイスクリームを盛り、その上にシロップ、フルーツ、チョコソース、砕いたナッツなどがトッピングされているところです。
「サンデー」は英語で“sundae”と表記します。
発音から想像できるように日曜日を意味する“sunday”(サンデー)からその名が付けられました。
「サンデー」が発祥した起源ははっきりわかっておらず、発祥した場所、誕生のきっかけについては諸説があります。
一般には、1800年代に、アメリカで流行していたクリームソーダが宗教上の理由で日曜日と祝日の販売を禁止され、困った業者が代わりにアイスにシロップをかけたデザートを販売したことが「サンデー」の生まれたきっかけとされています。
はじめは日曜日に販売することから“sunday”(サンデー)と名付けていました。
ところが、日曜日はキリスト教における安息日で、主(キリスト)に対して失礼だという反発があったことから、批難を逃れるため1文字を変えて“sundae”(サンデー)にしたといわれます。
「アラモード」とは?
「アラモード」は、平たい容器にカスタードプディング、フルーツ、アイスクリームなどを盛り合わせた、日本発祥のデザートです。
プリンをのせた「プリンアラモード」が主流で、喫茶店やカフェの定番メニューとして親しまれています。
「アラモード」は約90年前に横浜のホテルにあるコーヒーハウスで誕生しました。
アメリカの高級将校夫人をもてなすため、カスタードプディングにフルーツやアイスクリームを添え、豪華に仕立てて提供したことがきっかけとされます。
「アラモード」は平たく横長の形をしたグラスにメインのカスタードプディングを乗せ、その周りにアイスクリーム、フルーツ、オイップクリームなどを盛り付けたものを指します。
ちなみに「アラモード」は、フランス語で“a la mode”(ア・ラ・モード)と表記され、料理用語としては「流行の、新しい」という意味を持ちます。
「プリンアラモード」という呼び方は日本で作られた和製外来語なので、外国では通じません。
「パフェ」とは違うどこかレトロな魅力があり、スイーツファンに再注目されています。
「サンデー」と「アラモード」の違い
「サンデー」と「アラモード」の違いを、分かりやすく解説します。
「サンデー」はアイスクリームにトッピングを乗せたアメリカ発祥のデザートです。
「アラモード」は平たい容器にプリン、アイスクリーム、フルーツなどを盛り合わせたデザートです。
「サンデー」はアイスクリームがメインになっていますが「アラモード」はプリン(またはパイ)をメインに盛りつけてあるところが異なります。
また、互いの発祥地、スタイルにも違いがあります。
まとめ
「サンデー」と「アラモード」は雰囲気が似ているので混同されがちですが、デザートの種類は異なります。
「サンデー」と「アラモード」を間違えないよう、名前の由来、特徴などを確認し、正しく選び分けるようにしましょう。