この記事では、「ザクレロ」と「ビグロ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ザクレロ」とは?
型式番号MA-04X、足はなく、顔のような独特のデザインを持ったジオン軍のモビルアーマーでモノアイではなく独特の複眼を備えています。
武器は強力な拡散ビーム砲と手についているナタと4連装ミサイルランチャー×2となっておりガンダムやガンタンクにダメージを与えたものの敗北・大破しています。
デザインが非常に強烈な機体ですが、武装はある程度まとまっている機体です。
ただし直接の後継機は開発されていません。
また、設定上では拡散ビーム砲を流用してスキウレという機動砲座に装備させるというプランも有りましたが作中未登場です。
「ザク」と名前についてはいますがザクシリーズのモビルスーツとは一切関係のないモビルアーマーです。
「ビグロ」とは?
MA-05の形式番号をもち、ザクレロよりもあとに作られた足がなく手が後に折りたたまれたデザインのモビルアーマーです。
全長23.6mのザクレロよりも45.5m(30.0m説もあり)と大きくなっています。
機体先頭にあるくちばしを開いてビーム砲を撃つことができますが、自由な角度で撃つことはできません。
また、4連装ミサイルランチャーがふたつ装備されクローアームも接近戦では役に立ちます。
「ザクレロ」と「ビグロ」の外見の違い
ザクレロとビグロではビグロのほうがかなり大きくなっており、ザクレロはイエロー系の塗装に対してビグロは主にグリーン系の塗装となっています。
ザクレロはモノアイを搭載しない独自のセンサーとなっていますが、特別優れているという描写もなくその後の機体には受け継がれていません。
ビグロは通常型のモノアイを装備しております。
ザクレロはその開発系譜から外れたデザインが謎を呼ぶ存在でもあります。
「ザクレロ」と「ビグロ」の性能の違い
ビーム兵器はザクレロは拡散ビーム砲、ビグロはビーム砲となっており、ビーム砲だけで多数の敵を相手にするのならザクレロが有利です。
ミサイルランチャーが双方搭載されているため、ビグロのほうが極端に不利とまでは行かないでしょう。
ビグロよりも小さいことから小回りはザクレロの方が効きますがモビルスーツの機動性を大きく上回るほどではなく、ガンダムに接近戦で倒されています。
まとめ
ビグロは水中用のグラブロを経てヴァルヴァロまで進化したとも考えられますが、ザクレロはそのインパクトとそこそひの強さのためか後のジオン軍の戦乱を描いたガンダムシリーズ本編で後継機が一切登場せず、モビルアーマーというサイズの大きさなどの問題からアッガイのように可愛らしさでリデザインするのもなかなか難しいというかなり独特の立ち位置の期待になってしまいました。
ザクレロもプラモデル化されてはいますが1/550というリメイクの難しいサイズとなっています。
(ビグロも1/550スケール)