この記事では、「シャバ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「シャバ」とは?意味
娑婆と漢字では書く言葉で、一般的な世界、世の中、普通の社会といった意味を持ちます。
シャバいという言葉は普通という意味でヤンキー的な行動や外見ではないということになり、シャバという言葉の意味自体は共通していると考えられます。
口頭で使われることが基本といえ、メールなどで使うことはまずないでしょう。
刑務所を出所した人が一般社会をシャバと呼ぶケースはフィクション作品でも広く使われており、登場人物を紹介するシーンでも役立ちます。
普通の人でも雰囲気を出すために、世間や社会をシャバということはなくはありません。
漫画では極道をテーマ、モチーフにしたもので使われることは多いですが、異世界と現世という概念があればどちらかをシャバという事もできなくはありません。
中世ファンタジーのロールプレイングゲームなどではまず使われないですが使うとしたら現代と同じ意味になります。
「シャバ」の概要
もともと仏教用語から来ていますが、一般人が日常で使うシーンはあまり多くない言葉と言えます。
ビジネスの場でも使うケースはほぼ皆無と言えるでしょう。
接客においてもまず使われず、仏教関連の説法においてカタカナで「シャバ」と書くような意図では使われないという部分があります。
不良、任侠の世界で使われていた言葉ということもできます。
その観点でいうとシャバでの暮らしが長いという場合、腕がなまってしまった、ぬるま湯につかったような暮らしをしていたという方向性になっており、ハードさや命がけという含みはなくなる暮らしということになります。
とは言え、シャバの対義語はムショ、刑務所ということにもなるでしょう。
または抗争の場ということもできます。
「シャバ」の言葉の使い方や使われ方
「久しぶりのシャバだ」この場合、出所したという意味が強いのですが、不良から見れば学校の日常を指せないこともありません。
また、漫画家などであれば連載というハードな場にあることを比喩表現として使うことはできます。
「シャバの空気はうまい」なんとなく聞かれる言葉で、刑務所は大変だったというニュアンスの言葉です。
「シャバ僧」シャバにいる小僧、一般的な学生あたりまでの人を指すヤンキー用語です。
「シャバ」の類語や言いかえ
一般社会、社会、塀の外、本業に入っている期間などが類語として挙げられます。
意味としては娑婆が最も近いのですがカタカナにしただけで非常にニュアンスが異なって見えるのも確かです。
まとめ
シャバという言葉は仏教用語で現世、世の中などという意味がありますが、刑務所から出たことをシャバという使い方があるため、カタカナでは意味が近い面と大きく異なる面がある言葉と言えます。
任侠、極道、ヤンキーなどのジャンルで使われる言葉であることから使わない人はほとんど使わない生活も考えられる言葉です。