「ジョブチェンジ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「ジョブチェンジ」とは?新語・ネット用語

ネットでよく見かける表現「ジョブチェンジ」とはどのような意味なのでしょうか。

今回は、「ジョブチェンジ」の意味と類似表現について解説します。

「ジョブチェンジ」とは?意味

「ジョブチェンジ」とは、「転職」を意味する言葉です。


「ジョブチェンジ」の概要

「ジョブチェンジ」とは英語で仕事や職業を意味する「ジョブ」と変更や変化を意味する「チェンジ」が組み合わさあってできた言葉です。

「ジョブチェンジ」が表しているのは「今の仕事から別の仕事への変化」です。

今の仕事を離れて新しい別の仕事に就くのが「ジョブチェンジ」であり一言いうと「転職」を表します。

「ジョブチェンジ」の由来は英語ですが、そもそもこの言葉が広まったのはファミリーコンピューター用ソフトとして大ヒットした「ファイナルファンタジーIII」がきっかけです。

コンピューターのRPGではそれぞれのキャラクターがさまざま職業につきます。

武器で戦うのが得意な戦士や魔法で攻撃する魔法使い、罠解除や宝探しなどの特殊技術で活躍する盗賊など職業ごとに異なる特徴を持つキャラクターでパーティを組んで冒険します。

それまでのゲームにも職業システムはありましたがそのほとんどは一度決めた職業を簡単に変更できず転職できる場所が限られていたりレベルが下がるなどのデメリットとがあったりなど気軽に転職するようには作られていませんでした。

そのような常識を覆したのがファイナルファンタジーIIIで採用された「ジョブチェンジシステム」です。

ファイナルファンタジーIIIの「ジョブチェンジ」はそれ以前のゲームと比べて転職に対するハードルが格段に低いのが特徴です。

敵の弱点に合わせて一時的に職業を変えるような状況に応じて気軽に職業を変更してゲームを攻略できるようにデザインされており、RPGにおける転職の概念を大きく変えた画期的なシステムです。

「ジョブチェンジ」はその後ファイナルファンタジーⅤで採用されたのを始め派生作品でも使われる定番システムとして定着しましたが、転職のことを「ジョブチェンジ」と呼ぶようになったのはこのゲームがきっかけです。

ゲーム内では気軽に転職できたこともあり「ジョブチェンジ」という言葉には転職という言葉が持つ昔からの重みに比べて軽い響きを含みます。

人生をかけた重大な決断というよりもより良い未来へと進む手段や働きやすさを求めての環境変化といったような職業の変更をポジティブな意味でとらえた表現です。


「ジョブチェンジ」の言葉の使い方や使われ方

・『ジョブチェンジを目指して資格試験を受けることに決めた』
・『何度もジョブチェンジしてきたが、これだと思う仕事にまだ出会えていない』

「ジョブチェンジ」の類語や言いかえ

・ジョブホッパー
「様々な職業を渡り歩く人」を意味する言葉です。

転職の多い人を指す言葉ですが、職を転々として定着しないといったネガティブなニュアンスではなく「たくさんの職業を体験した経験豊富な人」というポジティブな意味合いで使われます。

まとめ

「ジョブチェンジ」は古くからある転職の言い換えですが言葉の持つニュアンスや語感はかなり異なります。

商業を変えるのは決して後ろ向きなことではありません。

前向きな気持ちで仕事を変えることを表す言葉なので胸を張って使いましょう。