この記事では、「ジェンダー平等」の意味を分かりやすく説明していきます。
SDGsにまつわる言葉を理解していきましょう。
「ジェンダー平等」とは?意味
「ジェンダー平等」とは男性と女性の差別をなくすこと。
「男性だから、女性だから」という思い込みをなくして、すべての人が平等でいられることです。
最近よく耳にするジェンダーとは、男か女かという区分けのこと。
私たちの身の回りでは「男性はこの仕事」「女性はこの仕事」という暗黙の掟があります。
こうした男女の壁を取り払おうとするのが「ジェンダー平等」です。
「ジェンダー平等」を意識した暮らしをおこなっていくと、男性も女性も心地よく過ごせるようになります。
また職業の制約も少なくなるので、これまでより自由な社会が実現できるようになります。
性によるあらゆる差別の撤廃を目指したものが「ジェンダー平等」です。
「ジェンダー平等」の概要
「ジェンダー平等」という言葉は、SDGsのひとつです。
SDGsは「持続可能な世界への第一歩」として、国連が決めた目標のこと。
ジェンダー平等は5条目に書かれています。
日本では男の子も女の子も、義務教育を受けることが当たり前になっています。
けれども世界の国の中には、小学校に満足に通えない女の子が、男の子の2倍以上いるそうです。
「男女関係なく、学べる機会を与えてあげたい」という思いから生まれたのがジェンダー平等です。
ジェンダー平等が実現していくと、例えば女性であっても相続や土地の取得を積極的におこなえたり、国や企業のリーダーとしてこれまで以上に活躍できたりします。
男性と女性という従来の枠に捉われない考え方が、ジェンダー平等です。
「ジェンダー平等」の言葉の使い方や使われ方
「ジェンダー平等」はこのように用いていきます。
・SDGsの授業で、ジェンダー平等のディスカッションをおこなった。
・ジェンダー平等を訴えるデモ隊が、都内を行進した。
・「これからも世界の平和のために、ジェンダー平等の活動を進めていきます」 ジェンダー平等は小中学校の授業や、女性の差別を撤廃するデモ活動で、よく取り上げられる話題です。
選挙の公約のひとつとして、注目されることもあります。
「ジェンダー平等」の類語や言いかえ
「ジェンダー平等」と同じような言葉として、次の単語もあります。
・ジェンダーの不平等
・ジェンダー平等社会
・フラワーデモ
・#ME TOO
「フラワーデモ」というのは、性暴力の根絶を訴えるデモのことです。
生花を身に付け、花にまつわるプラカードを掲げることから、この名前が付いています。
まとめ
「ジェンダー平等」の意味や使い方をおさらいしました。
「ジェンダー平等」とはSDGsの目標のひとつ。
男女間の差別をなくして、誰もが生きやすい社会を目指す取り組みです。
男性だから、女性だからというフィルターを外すと、これまでよりも自由な選択肢が増えていくこともあります。
新しい社会の価値観として、これからも注目していきたい言葉です。