この記事では、「ジレ」と「ベスト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ジレ」とは?
「ジレ」には2つの意味があります。
ひとつは、丈が短く袖のない、胴を覆う形の衣服です。
この衣服の丈は、長くても腰あたりまです。
それ以上長くなることはありません。
袖はありません。
体の前部分にボタンが取り付けられており、開け閉めできる形になっているものが多いです。
この衣服は、上着としても、上着と肌着の中間に着用するものとしても用いられています。
上着として着用する場合は、外から布地が見えるので、使用する生地やデザインが配慮されています。
上着と肌着の間に着用する場合は、上着で隠れて見えなくなるため、あまりデザインにはこだわらないことがあるようです。
生地に使用される素材は、綿、ウール、ポリエステル、ポリウレタンなどさまざまあります。
夏用のものやオールシーズン用のものは綿が、冬用のものにはウールが使用される傾向があります。
「ジレ」のもう一つの意味は、装飾的な飾りをつけた女性用の胴を覆う形の衣服です。
丈は腰のあたりまで、袖はありません。
前は開くようになっており、飾りが取り付けられて、ブラウスのように見せかけることができます。
「ジレ」の使い方
袖のない胴着を指して使用する言葉です。
使用する素材はさまざまですが、どのような素材でもこの名で呼びます。
「ベスト」とは?
“vest”のスペルの場合は2つの意味があります。
一つは、丈が短く袖のない、胴を覆う形の衣服です。
丈は腰あたりまでで、腰よりも長くなることはありません。
前部分は開くようになっていることが多いです。
袖はついていません。
この衣服は、上着として着用することもあれば、上着と肌着の間に着用することもあります。
使用される素材は、綿、ウール、ポリエステル、ポリウレタンなどさまざまです。
もう一つの意味は、ベスト判のことです。
画像寸法が4×6. 5センチの写真フィルムをいいます。
“best”のスペルだと、最上、最優秀、最善という意味になります。
「ベスト」の使い方
丈が短く袖のない胴着を指して使用する言葉です。
さまざまな素材が使用されますが、どのような素材でもこの名で呼びます。
「ジレ」と「ベスト」の違い
2つの言葉が指すものは形は同じです。
丈が短いこと、袖がないことが共通しています。
国によって呼び方が異なり、「ジレ」はフランスでの呼び方です。
日本ではどちらの名でも呼んでいます。
「ジレ」の例文
・『ジレを試着する』
・『紺色のジレ』
・『寒いのでジレを着る』
・『自宅にはジレが3枚ある』
「ベスト」の例文
・『ベストを持って出かける』
・『ベストを着用する』
・『ベスト着用で出席してください』
・『大きなボタンのついたベスト』
まとめ
2つの言葉は衣服を指しており、呼び方は違いますが同じ形のものを指しています。
日本ではどちらの名前でも呼んでいます。