痩せている人をあらわす言葉に「スマート」と「スリム」があります。
この記事では、「スマート」と「スリム」の違いを分かりやすく説明していきます。
微妙な空気のちがいを知って、知識を膨らましていきましょう。
「スマート」とは?
スマートは英語から、日本につたわったカタカナ語のひとつ。
きりっとしていてカッコいいこと。
キビキビしていて、動作に無駄がないこと。
洗練されていて、おしゃれなこと。
悪い意味は含まれていないので、誉め言葉としてよく用いられます。
スマートの本来の意味は、機敏にうごくことですが日本では別の意味も。
「痩せている人」をスマートと言いあらわすこともあります。
「あの人はスマートでキレイね」というと、すらりとしていて、まるでモデルみたいという賛辞の言葉です。
ちなみに私たちが毎日手にしているスマホは、スマート・フォンの略語。
スマートには頭がいい・利発という意味もあるので、頭の回転がはやい電話ということ。
スマートは色々なところで使われています。
「スリム」とは?
スリムは女性にとって、気になる単語のひとつ。
体つきがほっそりしていて、軽々としていること。
華奢で可憐な印象をあたえることです。
主に女性のスタイルを指す言葉ですが、スリムな傘立て・スリムなキャットタワーのように、細長い商品に対して使うこともあります。
ちなみに英語辞典をひくと、スリムの欄には細いという訳がのっています。
日本語のスリムと、英語のスリムはほぼ同じ意味で使われていると思って間違いありません。
英語のスリムには「健康的に痩せている人」というニュアンスも含まれています。
適度に筋肉がついた、しなやかなボディが本当のスリムボディ。
不健康に痩せている人、貧弱で弱々しいさまをスリムとは言わないので注意しておきましょう。
「スマート」と「スリム」の違い
似たような言葉のため、勘違いすることも多い用語です。
あらためて「スマート」と「スリム」の違いを、分かりやすく解説します。
・聡明さはスマート スマートもスリムも、ほっそりしている人や物に使います。
体格が華奢なことあらわす用語ですが、スマートにはスリムには無い意味もあります。
それは頭がいいということ。
機敏で賢く、何でも手際よくこなすことをスマートと言います。
見た目のスタイリッシュさだけではなく、内面も褒めたい場合は「スマート」を。
外見がほっそりしている様子を伝えたいときは「スリム」を。
こんな風に区分けしていくとよいでしょう。
もともとの英語の意味を抑えておくと、正しい日本語が使えるようになります。
まとめ
「スマート」と「スリム」の違いをお伝えしました。
どちらも日常生活でよく耳にするカタカナ語です。
両方に共通しているのが、薄くてほっそりしていること。
スマートには機転が利くという意味もあるので、てきぱき惑わず動いているニュアンスも含まれています。
小さな差を知って、言葉の楽しさを味わってみてください。