この記事では、「ゼラチン」と「ゼリー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ゼラチン」とは?
「ゼラチン」とは、英語では“gelatin”と綴ります。
「ゼラチン」は酸やアルカリで処理をした獣皮、獣骨を煮て得られる抽出液を濃縮、乾燥させたものです。
コラーゲンが変性したたんぱく質で、お湯に溶かして使い、冷やすとゼリー状になります。
「ゼラチン」は食品の原料として使われていますが、他に薬用のカプセル、写真乳剤などにも使われています。
「ゼリー」とは?
「ゼリー」とは英語では“jelly”と綴ります。
「ゼラチン」「寒天」などで固めた食品のことを言います。
冷やして食べるデザートの「ゼリー」は果汁と砂糖を煮立て、そこにゼラチンを加えて冷やしたものです。
このように冷やして食べる「ゼリー」の注意点としては冷たいうちに食べることです。
常温で置いておきますと溶けてしまいますので気をつけてください。
「ゼラチン」と「ゼリー」の違い!
「ゼラチン」と「ゼリー」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は関係はありますが、意味としてはまったく別のものを示しています。
混同しないように気をつけてください。
「ゼラチン」とは動物性、コラーゲンが変性した「水溶性」のたんぱく質のことを言います。
使い方としてはお湯に溶かし、その後で冷やし「ゼリー状」になるというもので、お菓子の「ゼリー」には欠かせない材料としてよく知られています。
また食品としての使用方法だけではなく、薬用カプセル、写真乳剤などにも使います。
つまり「ゼラチン」は単独で美味しく食べられるといったものではありません。
一方の「ゼリー」とは「ゼラチン」「寒天」などで固めた食品のことを言います。
冷やして食べる「ゼリー」、常温で食べる「ゼリー」菓子などありますが、冷やして食べる「ゼリー」の場合は、常温になりますと溶けてしまいますので注意が必要です。
「ゼリー」の固さの調節としては「ゼラチン」の量を増やす、減らすなどでできますが、あまりにも減らしますとふるふると水っぽく固まりが悪くなりますので、レシピの定量は守るようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「ゼラチン」と「ゼリー」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けてください。