この記事では、「タワマン」と「マンション」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タワマン」とは?
タワーマンション、略して「タワマン」。
「タワー」、つまり、塔のマンションとなり、塔のように非常に高いマンションを意味する言葉となります。
ちなみに、この「タワーマンション」という言葉は、日本でしか通じません。
英語では、“high-rise apartment”、“high-rise condominium”や“high-rise”と言われています。
この「タワマン」に対し明確な基準があるわけではありません。
一般的に建築基準法や消防法の基準が変わってくる高さ60メートル以上や高さ100メートル以上のマンションを「タワマン」と呼ぶ傾向にあり、階数で言えば20階以上が目安となります。
なかには、40階建ての「タワマン」もあり、その最上階の相場ともなれば、1億8千万円以上にもなります。
「タワマン」からの眺めは最高で、また、人の目も気にすることなく暮らすことができる点が大きな魅力です。
そのほか、「タワマン」の多くは、駅チカなど立地条件が良いものがおおく、セキュリティ面に対しても、施設面に対しても満足することができる内容となっている場合が多くなります。
その一方、「タワマン」の場合、階数によって販売価格が大きく異なることから、同じ「タワマン」内で格差が生まれてしまうことやエレベーターの待ち時間が長いなどといった点が気になります。
「マンション」とは?
「マンション」は、一般的に鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で造られた集合住宅を指します。
アパートの場合、木造やプレハブ構造などとなり2階建て程度の高さとなりますが、「マンション」の場合は、2階以上の高さがあり、耐震性、耐火性などに優れているものとなります。
鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で2階以上の高さのあるものは、全般的に「マンション」と呼ばれ、購入されているものは「分譲マンション」。
賃貸形式のものは「賃貸マンション」と区別されます。
「タワマン」と「マンション」の違い
一般的に鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で造られ2階以上の建物を「マンション」と呼び、「タワマン」もいわば「マンション」です。
そんな中、ステータスの一部として、「タワマン」という言葉が生まれ、明確な定義はないものの一般的な「マンション」と区別するため、高さ60メートル以上、階数20階以上の「マンション」を「タワマン」と呼び、価値を高め販売されているものとなります。
また、消防法により、高さ100メートル以上の「タワマン」には、ヘリポートも設けられています。
まとめ
以上が、「タワマン」と「マンション」の違いです。
「タワマン」も「マンション」であることに違いはなく、「マンション」の中でも、20階以上の高層で高くそびえたつような「マンション」を「タワマン」と呼び、人々が憧れる、そんな「マンション」となっています。