「ターム」と「スパン」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ターム」と「スパン」の違い違い

この記事では、「ターム」「スパン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ターム」とは?

「ターム」には2つの意味があります。

一つは、専門用語、学術用語という意味です。

特定の分野だけで使われている用語のことを指しています。

特定の分野とは、たとえば天文学、医学、植物学、電気工学などがあります。

これらの分野だけで使われている言葉があり、それを専門用語、学術用語といいます。

これを「ターム」と呼ぶこともあります。

もう一つの意味は、期間、期限です。

期間とは、ある時点からある時点までのことです。

「イベントの開催期間」などといったりします。

イベントの開始が2月1日で、終わりが2月15日だとすると、期間が指しているのは2月1日から2月15日の間になります。

期限とは、前もって決められた一定の期間のことです。

このようなある時点からある時点までのことを「ターム」といいます。


「ターム」の使い方

用語の意味では「ターム」とはいわず、用語、専門用語、学術用語ということがあります。

期限という意味では、日本では日常的にはあまり使用しません。


「スパン」とは?

「スパン」には3つの意味があります。

1つめは、ある時間の幅です。

端から端までの隔たりを意味しています。

期間といった意味合いの端から端までの隔たりをいいます。

「10年のスパン」といった使い方をします。

この場合、ある時点からある時点までの距離、期間といった意味合いになります。

2つめは、支点柱と支点柱との間の距離です。

梁やアーチなどの支えとなる柱を支点柱といいます。

3つめは、翼幅のことです。

翼幅とは、飛行機や鳥などの両方の翼の端を結ぶ距離のことです。

「スパン」の使い方

時間の幅という意味で使われることが多いです。

イベントが何日から何日まで開催しますといった意味の時間の幅を指しては使用しません。

イベントの開催でいうと、その開催日時が決められていますが、「スパン」には決められた日時という意味合いはありません。

支点柱の意味では、建築関係で使われています。

「ターム」と「スパン」の違い

どちらの言葉にも期間という意味があるのですが、意味合いが異なります。

前者の言葉は、ある時点からある時点までの間を指しています。

期日といった意味合いです。

また、専門用語という意味もあります。

後者の言葉は、ある時点からある時点までの距離を指しています。

厳密に決められている期間のことではなく、ゆとりのある幅といった意味合いです。

「ターム」の例文

・『3つのタームにわける』

・『長いタームでの戦い』

・『大きなタームだ』

・『2か月のターム』

「スパン」の例文

・『50年のスパンで考える』

・『短いスパンで判断していきます』

・『長いスパンで見た方がいい』

・『スパンが長くなっていく』

まとめ

期間という意味が似ている言葉ですが、それぞれの言葉の意味合いは異なります。

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