「チョッキ」と「ベスト」の違いとは?分かりやすく解釈

「チョッキ」と「ベスト」の違い違い

この記事では、「チョッキ」「ベスト」の違いを分かりやすく説明していきます。

「チョッキ」とは?

袖のない短い胴着のことです。

肌着と上着の間に着用することが一般的です。

この衣服は、一般的には前開きになっています。

前の部分はボタンでとめる形のものが多いです。

丈は短く、一般的には腰のあたりまでの丈となっています。

お尻まですっぽり覆うようなものではありません。

現在使用されている素材は、ウール、アクリル、ポリエステル、綿などです。

素材によって、保温性や吸湿性などが変わります。

色はさまざまです。

上着の間から見えることを想定して、カラフルな色も採用されています。

ボートなど水上での活動には、袖がなく胴だけを覆う形の救命胴衣と呼ばれるものを着用します。

袖がなく胴を覆う形である点が「チョッキ」と似ていますが、これを指して「チョッキ」とはいいません。

「チョッキ」は水上でのレジャーなどで着るものではなく、日常で着るものです。


「チョッキ」の使い方

防寒用に着用する衣服を指して使用する言葉です。

この言葉は明治期に定着したといわれています。


「ベスト」とは?

“best”あるいは“vest”のことです。

“best”には2つの意味があります。

一つは、最上、最優秀です。

「自己ベストの記録」といった使い方をします。

これは、自分の中でもっとも優れた記録だという意味です。

ベストジーニストという賞があります。

日本ジーンズ協議会が主催する、ジーンズが似合う芸能人に贈られる賞です。

ベストジーニストの「ベスト」は、もっともといった意味です。

ジーンズが一番似合うと思われる人をいいます。

もう一つの意味は、最善、全力です。

自分が出せる限りの力といった意味になります。

“vest”は袖のない短い胴着のことです。

この衣服は、一般的には肌着と上着の間に着用されます。

しかし、現在は上着として着用できるものが登場しています。

使用される素材は、ウール、アクリル、ポリエステル、綿などさまざまです。

色も、黒、白、青などいろいろなものがあります。

「ベスト」の使い方

“best”の場合は、最上、最善という意味で使用をします。

“vest”は衣服を指して使用をします。

「チョッキ」と「ベスト」の違い

「チョッキ」“vest”は、形はほぼ同じです。

語源が違うとされており、「チョッキ」は語源は不明で、「ベスト」は英語です。

「チョッキ」の例文

・『チョッキを着る』

・『外に行くならチョッキを持って行きなさい』

・『母がチョッキを作ってくれた』

・『チョッキをプレゼントしてくれた』

「ベスト」の例文

・『高校の制服はベストだ』

・『寒いのでベストを着用する』

・『ベストのボタンがとれてしまった』

・『暑いのでベストを脱ぐ』

まとめ

どちらの言葉が指しているものも、形や用途は同じです。

語源が違うとされていますが、それ以外の部分で大きな違いはありません。

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