専用のゲーム機やスマホなどでゲームをする人も大勢いますが、それらのゲームは開発者の意図通りにプレイされているとは限りません。
「チート」を使う人や「バグ」を利用する人もいますが、どういった行為やものが「チート」や「バグ」にあたるのかまでは知らないという人もいるでしょう。
この記事では、「チート」と「バグ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「チート」とは?
「チート」とは元々詐欺や欺くことという英語で、ゲーム用語としてはそこから転じ、不正することを指す言葉です。
想定されていない方法でアイテムやお金など増殖させることも、特別な機能をもったコントローラーを使うことも、厳密に言えば「チート」にあたります。
どこまでを「チート」として扱うかは個人によって基準が違い、コントローラーを使いやすいように細工するなどの方法で、それが不正だと自覚しないまま「チート」をしてしまう人も少なくありません。
「バグ」とは?
「バグ」とは製作者の意図していない仕様のことです。
プレイヤーが不利になるものでも、プレイヤーが有利になるものでも関係なく、開発者が意図していなければ「バグ」になります。
「バグ」自体はゲームにおける構造上の欠陥でしかありませんが、「バグ」を利用することは人によって意見が分かれる行為です。
「バグ」利用も厳密には「チート」に含まれる行為ですが、ゲームの仕様を利用した行為であり問題ないという人も大勢います。
「チート」と「バグ」の違い
「チート」はゲームをする上での不正行為全般を指す言葉です。
ゲームシステムへの干渉や改造、コントローラー等の周辺機器に手を加えることなどの全てが「チート」になります。
「バグ」はそれ自体は開発者が消しきれなかった問題点でしかありません。
ですが、それを利用することは「チート」の一つにあたります。
「チート」は大会や他人とのマルチプレイでは決して許されません。
しかし「バグ」利用は大会などのルールやレギュレーション次第で許されることもあります。
「チート」と「バグ」の類語や言い換え
「チート」は「反則」や「イカサマ」などが類語として扱われます。
「反則」はルール違反であり、「イカサマ」はギャンブルにおける不正行為で、どちらも「チート」と同じく不正行為です。
またゲームの「改造」はゲームシステムに干渉するソフトウェア「チート」の類語と言えるでしょう。
「バグ」そのものの類語としては「不具合」がありますが、「バグ」利用に関するものとしては「グリッチ」が有名です。
「グリッチ」は不具合を指す英語で、それから転じて不具合や「バグ」を利用することを指すゲーム用語となっています。
まとめ
「バグ」自体はプレイヤーの良し悪しは関係ありませんが、「バグ」を利用することは「チート」の一つであり、「チート」は大なり小なり悪いことです。
最近はネットを利用したマルチプレイなど他の人とゲームする機会も多いですが、そういう場合には「チート」も「バグ」も利用しないように気をつけましょう。