この記事では、「テレンピック」の意味を分かりやすく説明していきます。
「テレンピック」とは?意味
テレンピックとは、テレビで見るオリンピックとパラリンピックを意味する言葉でテレビ+オリンピックまたはパラリンピックを組み合わせた造語となっています。
「大辞泉が選ぶ新語大賞2021」という企画が発信した用語のようで、インターネットメディアそのものが発信したり、テレビ局が「今度のオリンピックはテレンピックで」と発信していませんでした。
2021年オリンピック時点でそれほど広く使われた言葉とは言い難く、今後もオリンピックが開催されるたびに使える言葉ではありますが、場合によっては2021年で埋もれてしまう言葉になってしまう事も考えられます。
2021年のコロナウイルスの状況において無観客開催だったオリンピックに使われると想定した言葉のため、前のリオ・オリンピックをテレビで観戦したことを振り返ってテレンピックだったとわざわざ言うことはまれでしょう。
また、オリンピック・パラリンピックをテレビで見るという意味合いから、その他の世界大会を見るというニュアンスはこの言葉には含まれておらず、2021年の東京オリンピックが終わった時点で次にテレンピックという言葉が使えるのは北京2022 オリンピックとなります。
「テレンピック」の概要
テレンピックは遠隔を意味する英語のtele(テレビジョンのテレ)を含むと考えられるためインターネットでの動画視聴もテレンピックということはできるでしょう。
ラジオでの聴取に関しても遠隔で聞くということから含めないことはないですが、言葉としての使用例はほぼないです。
また、4Kや3D、VRなど、通常のテレビより進んだ映像であるというくくりもなく、普通のテレビでオリンピック・パラリンピックを見ればテレンピックとなります。
実際に観戦することをテレンピックとは言いません。
実際には行われませんでしたがパブリックビューイングに関しては遠隔地からのテレビ映像の視聴ということでテレンピックの概念に当てはまったかもしれません。
「テレンピック」の言葉の使い方や使われ方
「今回のオリンピックは無観客となっているのでテレンピックで見ることになった」
「テレンピックより実物のオリンピックが見たい」
「2021年の東京オリンピックはテレンピックだったがパリオリンピックはどうなるだろうか?」などの使い方がありますが、オリンピックと関連していない限り使えない言葉なので使用範囲はそう広くなく、オリンピック関係者やオリンピックの金メダリストなど、オリンピック自体はオリンピックと称する点もあまり広く使えない理由です。
「テレンピック」の類語や言いかえ
オリンピックのテレビ観戦、テレビでオリンピックを見る、テレビでオリンピックを応援するなどがテレンピックの類語や言い換えの言葉と言えるでしょう。
(オリンピックはパラリンピックに替えても良いです)