この記事では、「テーマ」と「主題」の違いを分かりやすく説明していきます。
「テーマ」とは?
自分自身の行動、考え、生き方における考え。
また、これらをまっとうする、貫くといった意味を持つ「テーマ」。
このほか、別の意味としては、楽曲の題目、論文等の題目、といった意味もあります。
同じような意味を持つ言葉として、「サブジェクト」や「主題」、「題目」などがあり、反対の意味を持つ言葉としては、「無情」や「無題」があります。
「テーマ」の使い方
自分自身の行動や生き方。
また、題目を意味する「テーマ」の使い方には、「人生のテーマ」、「テーマソング」、「テーマパーク」、「楽曲のテーマ」、「卒論のテーマ」、「1分間スピーチのテーマ」、「テーマ企画」、「テーマ曲」、「テーマ作り」などがあります。
「主題」とは?
中心となる問題、題目、作る必要がある問題点や課題といった意味を持つ「主題」。
このほかにも、芸術作品において、作者が主張するもの、中心となる思想内容といった意味もあります。
同じような意味を持つ言葉として、「報告書」や「論文」、「課題」、「題目」などがあり、反対の意味を持つ言葉としては、「副題」や「サブタイトル」などがあります。
「主題」の使い方
中心となる問題、題目といった意味を持つ「主題」の使い方には、「主題曲」、「主題歌」、「歓喜の主題」、「音楽の主題」、「同一の主題」、「演説の主題」、「作品の主題」、「物語の主題」、「国際的主題」、「主題そのもの」などがあります。
「テーマ」と「主題」の違い
「テーマ」と「主題」の違いは、まず、一般的に日常会話で使用されている言葉か、そうでないか、といった違いとなります。
「テーマ」は「主題」よりも、日常会話で用いられる頻度も高く、馴染みある言葉となります。
もちろん、それだけでなく、意味の違いもあり、「テーマ」は、行動、考えを意味する言葉となり、「主題」の前提は核心をついているものとなります。
その結果、日常会話で使用されることが少なくなり、少し堅苦しいイメージがある言葉となっています。
「テーマ」の例文
・『新しいドラマのテーマソングが発表されました。』
・『今回のドラマのテーマは、親子関係についてだそうです。』
・『明日、大阪にあるテーマパークに行く予定です。』
・『卒論のテーマを3つにまで絞ることができました。』
「主題」の例文
・『私の主題が、なかなか部下に伝わらず困っています。』
・『国語の問題を解くにあたり、物語の主題を考えることは重要なポイントです。』
・『彼が言っていることは、私にとって主題そのものかもしれない。』
・『話をスムーズに進めるためには、主題を明確にする必要がある。』
まとめ
日常的によく耳にすることが多い「テーマ」に比べ、あまり、耳にすることが少ない「主題」。
この両者には同じような意味がありますが、明確には以上のような意味の違いがあるため、適切な使い分けが必要です。