この記事では、「デザイン」と「レイアウト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「デザイン」とは?
建築や工業製品、服飾などの分野で実用面などを考慮し造形作品を意匠することを「デザイン」と言います。
図案や模様を考えることやそれら考えたそのものを指し、目的を持ち具体的に立案、設計することも「デザイン」と言います。
配色や文字のサイズ、フォント、写真の選別、など、あらゆることを一から行うことが「デザイン」です。
このような意味から「デザイン」は、「考案」や「設計」、「構想」、「発明」、「計画」、「パターン」などと言い換えることができます。
「デザイン」の使い方
「デザイン」は、「デザインする」といった表現方法のほか、何を「デザイン」したものなのかを示す言葉がたくさんあります。
例えば、「インテリアデザイン」や「都市デザイン」、「服飾デザイン」などといった言葉がたくさんあります。
「レイアウト」とは?
「レイアウト」は、日本語で言えば、配置、配列です。
印刷においては、紙面の仕上がりを考え、文字や図、写真などを効果的に配置すること。
洋裁では、布地の上に型紙を配列し裁断を見積もること。
建築では、建物の配置や部屋の配置などを決めること「レイアウト」と言います。
このような意味から「レイアウト」は、「配置」、「セッティング」、「割り振る」などと言い換えることができます。
「レイアウト」の使い方
「レイアウト」は、「レイアウトする」といった表現方法のほか、何を「レイアウト」したものなのかを示す言葉がたくさんあります。
例えば、「ページレイアウト」や「空間的レイアウト」、「WEBレイアウト」、「印刷レイアウト」などといった言葉がたくさんあります。
「デザイン」と「レイアウト」の違い
同じ業界内でよく用いられる「デザイン」と「レイアウト」。
この言葉は明確な違いがあります。
「デザイン」の場合、すべて一から何をどのように使用するのかを決めるものになりますが、「レイアウト」の場合は、決まっているものをどこにどのように配置するのかを決めるものとなります。
一から決めるのか、決まったものを配置するだけなのか。
その違いが「デザイン」と「レイアウト」にはあります。
「デザイン」の例文
・『私は、インテリアを勉強するため、インテリアのデザイン学校に通うことにしました。』
・『新しい制服のデザインが発表されました。』
・『私の夢は大都市をデザインすることです。』
・『初めて、ホームページを一からデザインする仕事を受けることができました。』
「レイアウト」の例文
・『新居の家具のレイアウトは、妻に任せることにしました。』
・『WEBはレイアウト次第で、見え方が大きく変わるものです。』
・『パンフレットにおいて、写真をどのようにレイアウトするかによってイメージが大きく変わります。』
・『今回、一番苦しんだのは、文字のレイアウトでした。』
まとめ
以上が「デザイン」と「レイアウト」の違いです。
何を主とする作業なのかという違いがあるため、適切に使い分ける必要があります。