この記事では、「トリガミ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「トリガミ」とは?意味
競馬などのギャンブルで的中させたにもかかわらず損をしてしまう状況を指します。
ひとつの馬券を的中させて損をするということはルール上ありえないため、複数の馬券を買っているということがトリガミが発生する理由と言えます。
結果論ですが当たった馬券以外は買わなくてよかったと思ってしまう状況がトリガミと言えます。
「トリガミ」の概要
トリガミは競馬や競輪、オートレースなどの公営ギャンブルにおいて発生し、宝くじでも言葉として使われています。
公営ギャンブルにおいては宝くじが10枚買うと1枚購入額の金額が当たるため現実的な当選金の範囲では最もトリガミが発生しやすいと言えるでしょう。
一応1円でも儲かればトリガミとは言いませんが気分的には100円の勝ち程度ではトリガミと対して気分が変わらないと言えるでしょう。
トリガミは「ガミった」「ガミらないように買う」のようにトリを省略して使うケースも見られます。
言葉の発祥は「粋が身を食う」という芸者に入れあげて粋だと思われたものの身を滅ぼしてしまうということわざとされ、「粋が身を食う」→「ガミを食う」となりガミを食うという言葉が損をするという意味合いになり、トリの部分は馬券を獲った、あたりを獲ったなどの獲ったがトリに変化したものとされています。
トリガミ自体は馬券の買い方をスリム化することである程度は防げますが、反面外れやすくなることも確かで、ある種楽しみ方のひとつとして割り切るのもいいでしょう。
トリガミは買い方の問題のため、トリガミを防ぐための買い方をアドバイスするサイトなどもいくつか見られます。
この言葉は文章でも使われますし、実際に発音して会話でも使うことが出来ます。
「トリガミ」の言葉の使い方や使われ方
「2レース連続でトリガミをした」「知恵熱が出るぐらい厳選して馬券を買うかトリガミ覚悟でたくさん買うか」「トリガミは負けではない」などの使い方があります。
トリガミという言葉はポジティブとまでは言えず、ややネガティブさも入った独特な立ち位置のものとなっており、負けたのに収益があるという逆の言葉はなく、ほとんど負けだったけど大きな儲けがあったなど、勝った、儲けたことをメインにした表現をします。
「トリガミ」の類語や言いかえ
「勝ったのに損した」「トータルで損した」「とって損」「獲って損」(当たりをとっても損)などの言葉が言い換えとして使える言葉です。
略語に近い使い方では「ガミった」「ガミる」という使い方が挙げられます。
まとめ
トリガミはガミるなどとも略される言葉で勝ったのに損をするという独特の立ち位置にある現象です。
公営ギャンブルではほぼ全てトリガミが発生することはありえます。
ただし馬券などの買い方の考え方によるものなので防ぐことも不可能ではないとも言えます。