この記事では、「トー横キッズ」の意味を分かりやすく説明していきます。
謎めいた言葉をチェックしていきましょう。
「トー横キッズ」とは?意味
「トー横キッズ」とは新宿東宝ビルの近くに、たむろしている少年少女のこと。
新宿東宝ビルというのは、歌舞伎町にある大きなビルです。
そのため「トー横キッズ」は、少しヤンチャな街で遊んでいる子どもたちを指します。
普通の生活をしている人にとっては、あまり出会う機会の少ない子どもたちです。
もともと「トー横」というエリアは、自撮りスポットとして脚光を浴びた場所です。
SNSを通じて「自撮りの聖地」になり、そこから「少年少女のたまり場」に変化していきました。
夜中になっても灯りが付いているので、行く当てもない子どもたちが集まりやすい所になっています。
ちなみに「トー横キッズ」の「キッズ」とは、歌舞伎町のホストクラブに足しげく通うマダムから生まれた言葉。
「お金がないのに、歌舞伎町でワイワイ騒がないで」という意味から生まれたものです。
「トー横キッズ」の概要
トー横キッズが生まれた背景には、歌舞伎町エリアが「自撮りにいい、おしゃれスポット」だったからです。
「都会的な1枚が撮影できる」とSNSで話題になり、女子高生たちのお気に入りスポットとして注目を集めるようになりました。
一方で「トー横キッズ」にはブラックな闇も。
2021年の11月にはトー横キッズの見守り役の男性が20代の容疑者に暴行を受けて、あえなく殺される事件が起きています。
この加害者のことを一部のメディアでは「トー横キッズの一員ではないか」と報じています。
はちゃめちゃな雰囲気があるトー横キッズですが、殺人や売春など負のニュアンスもふくんでいます。
「トー横キッズ」の言葉の使い方や使われ方
「トー横キッズ」はこのように使います。
・『警察の取り締まりで、トー横キッズと思われる中高生たち数人が補導された』
・『傷害致死の容疑で、トー横キッズが逮捕された』
・『もう大人になったので、トー横キッズは卒業しました』
「トー横キッズ」は歌舞伎町の一角にたむろしている、少年少女のこと。
事件をつたえるニュースで、主に用いられています。
痛ましい殺人事件が起こったので、トー横周辺を避ける女子高生も増えてきています。
「トー横キッズ」の類語や言いかえ
「トー横キッズ」と同じような用語には、次の単語もあります。
・グリ下
関東が「トー横キッズ」なら、関西は「グリ下」です。
「グリ下」とはテレビに登場する、大阪道頓堀の「グリコの看板の下」をあらわします。
やんちゃな若者たちのたまり場として、有名なスポットになっています。
まとめ
「トー横キッズ」の意味と使い方をチェックしました。
「トー横キッズ」とは歌舞伎町の一角にたむろしている、10代から20代の若者のこと。
自撮りスポットの聖地でしたが、最近は殺人事件が起こったこともあり、ひっそりしています。