「ヌクモリティ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「ヌクモリティ」とは?新語・ネット用語

この記事では、ヌクモリティの意味を分かりやすく説明していきます。

ヌクモリティとは?意味

ヌクモリティとは、「ぬくもりを求める」「質を意味するクオリティ」を掛け合わせた言葉です。

この若者が使うネットスラングはインターネット上で人と人が交流して掲示板を盛り上げるサイトから登場した言葉であり、相手を思いやるときに使います。

掲示板では落ち込んでいるとわかる人の板を見つけたとき、励ましたり、勇気が出るように応援してあげるコメントが多く寄せられるのですが、このような温かい人の思いやりを感じる人たちが寄せる多くのコメントがついた状態をヌクモリティと言います。


ヌクモリティの概要

優しいやりとりを見せる人たちをヌクモリと言い表し、クオリティは品質と言い表すヌクモリティは、自虐したコメントや人から攻撃されている人を見かけたとき優しい言葉をかける言葉です。

この言葉が生まれたのは掲示板の2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)から生まれました。

ぬくもりを持ったコメントには心優しい態度を見せ、対応する人が優しい空気感を持つ人として、質の良い言動と行動を見せる人をヌクモリティと表現します。

また、インターネットでは顔が見えないだけに掲示板で人を罵ったり、暴言を吐いたりするコメントして追い込むような人がおり、そのような言葉で深く傷ついた人に対して見ず知らずの他人が無償で善意の心を見せる感動的なコメントをしてあげました。

ここから掲示板で酷く攻撃されている人を見かけたとき、心を込めて元気になる言葉をかけてあげたり、応援するコメントが増えてきたのです。


ヌクモリティの使い方や使われ方

主に掲示板でコメントした人が総攻撃を受けている状態であったり、人から悪口を言われているなど悲惨な状態に追い込まれているとき落ち込まないよう励ます言葉をかけるときに使う言葉です。

掲示板だけではなく、災害の現場で善意のある人から寄付してもらったり、支援してくれたことに対して感激したときにも使われています。

また、パソコンで打った機械的な文字よりも筆文字で書いた字の方が人の優しさを感じられるとき、人が疲れていてマッサージして揉みほぐすその行為にも「ヌクモリティがあって素敵」と気持ちを言い表します。

ヌクモリティを使った例文

・一人暮らしの俺に手料理を作って渡してくれる彼女にヌクモリティを感じる。

・横断歩道を渡ろうとしていたおばあさんの手荷物を持ち、寄り添いながら歩く若者にヌクモリティを感じた。

・台風で被災して体育館に非難していたとき、たくさんのパンを届けてくれた会社に激しくヌクモリティを感じて涙する。

人が寂しい気持ちでいるのではないかと思うとき、どうしてあげたら明るくなるのか考えられる行動ができます。

見ず知らずの人でも、善意の気持ちを持った行動を見せる人に感動した気持ちを表せます。

多くの人が見ているので恥ずかしいと思うと、できそうなことでもできない人は多いもの。

お金もかかるのに、多くの支援物資を送るその善意の心に強く感動したとき、素敵なヌクモリティを感じるわけです。

まとめ

見ず知らずの人であるのに、優しさ溢れるコメントを見せるところに多くの人の心を捉え、共感させるものです。

その善意の心は人から人へと伝わっていき、ぬくもりの輪は広がっていきます。

もし、掲示板で人から攻撃されている人がいたら、優しい言葉で救ってあげられるヌクモリティある人になってみるのも素敵なものです。