「ネット姑」とは
最近、ママタレントの記事で「ネット姑」ということばを見かけることがありませんか?「ネット姑」は文字通り、「ねっとしゅうとめ」と読みます。
その文字から想像できると思いますが、インターネットの世界での姑のような存在を意味しており、インターネットの中でも、特にSNS、ツイッターやインスタグラム上のやりとりから生まれたことばです。
もちろん、現実の世界に実在する夫の母親、姑ではなく嫁姑のような関係を持つ見ず知らずの他人なので意見されるので余計に腹がたつのです。
ツイッターやインスタグラムを利用していない人、独身女性や男性の間では使われることがないので、まだまだ知られていないことばですが今回は「ネット姑」について解説します。
「ネット姑」の意味
「姑」の意味は嫁姑関係の「姑」と同じ意味です。
現実の嫁姑問題のトラブルの一番のもとは過干渉が多く結婚生活、特に育児にいちいち口を出します。
人生経験から、よかれと思って嫁に細かくアドバイスをするのが、嫁からみたら、それは嫌味であり、お節介に聞こえます。
このやりとりと同じように、「ネット姑」はツイッター上で若いママ達がつぶやいた発言、写真に対して難癖をつけます。
基本的に「ネット姑」は上から目線でお節介する人のことを意味します。
「ネット姑」の言葉の使い方
「ネット姑」ということばを使う場面は、主に、若いママのツイッターの発言やインスタグラムの写真に余計な指摘をするコメントがついたときです。
ただ、なんとなく自慢したり、見せたくてアップした写真に交流がなかった人から「もっとこうしたらいいのに」「子供がかわいそう」などと言われます。
その難癖をスルーできない場合で、我慢できなかった若いママが「ネット姑」を使うことが多いのではないでしょうか。
「ネット姑」を使った例文・短文(解釈)
ここではもっとわかりやすく、具体的に「ネット姑」を使った例文をあげます。
「ネット姑」の例文1
クリスマスに、ディズニーランドへ生後3ヶ月の子供を連れて家族で出かけた。
夜、ライトアップしたシンデレラ城を背景にベビーカーに乗せた子供と一緒にうつった写真をツイッターにアップした。
同じママの仲間たちからは「楽しそう」「夜景が綺麗」「羨ましい」とコメントがついた。
しかし、一部の「ネット姑」から、「赤ちゃんをこんな寒い日の夜に連れ出したら風邪を引く。
かわいそう」「常識のないママ」とコメントされ、腹がたった。
「ネット姑」の例文2
今日はバレンタインデー。
いつもより手間と時間をかけ、豪華な夕食を夫のために作った。
記念に写真を撮ってインスタグラムにアップした。
「美味しそう」「料理が上手」と褒められていい気分だった。
しかし、中には「野菜が少ない」「いろどりが悪い」「皿がダサい」というコメントがあった。
「ネット姑」はいちいちうるさい。
きっと、幸せを妬んでいるに違いない。
「ネット姑」の例文3
ある有名ママタレントが子供とペアルックの写真をアップした。
「似合っていない」「親のエゴで着せられている」「子供は嫌がっている」と好き勝手に「ネット姑に」書き込みされた。
それにキレて反撃をしたら、そのツイートが炎上した。