この記事では、「バッシング」と「パッシング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「バッシング」とは?
「バッシング」は英語で「bashing」と書きます。
意味は、打ちのめすこと、手厳しく非難することです。
個人や団体などに対し、何の根拠もないにもかかわらず激しく相手や団体などを批判する行為を意味する言葉です。
このような意味から「バッシング」は、「ブーイング」や「批判」、「非難」、「反対意見」、「叩き」などと言い換えることができます。
そのほか、「バッシング」には、テーブルの上を片付けるという意味があり、飲食業界でよく用いられる言葉となります。
「バッシング」の使い方
「バッシング」は、「バッシングを受ける」や「バッシングする」、「バッシングされる」といった使い方のほか、何を「バッシング」しているのかを示す「ジャパンバッシング」などといった言葉もあります。
「パッシング」とは?
「パッシング」とは、車のヘッドランプを用いた行為で、車のヘッドランプを使ってハイビーム、ロービームを素早く繰り返し行う行為や点滅させる行為を意味する言葉です。
この行為は、自動車教習所で習うような行為ではなく、社会の中で自然と生まれたドライバー同士の行為となります。
そして、この「パッシング」には、様々な意味があり、対向車に道を譲ることを示す場合やお礼の気持ちを伝える場合といった良い意味で用いられるほか、道を譲りたくないことを意思表示するためや対向車のヘッドランプが眩しいという苦情などにも用いられます。
そのほか、緊急事態が発生している場合にも「パッシング」が用いられることもあり、その場その場において、何を意味しているのか考える必要があります。
「パッシング」の使い方
「パッシング」の場合、「パッシングする」や「パッシングされる」などのほか、「パッシング行為」などといった言葉もあります。
「バッシング」と「パッシング」の違い
「バッシング」と「パッシング」は、「バ」と「パ」が変わるだけで、全く別に意味を持つ言葉になります。
「バッシング」は、相手のことを非難する行為を意味し、「パッシング」は車社会で用いられているヘッドランプを用いた様々な意思表示を表す行為を意味しています。
「バッシング」の例文
・『相手の顔が見えないネットで行うバッシングほど、ひどいものはないと思う。』
・『期待されている選手ほど、少しのミスで過剰なバッシングを受けることになってしまう。』
・『釈明したにも関わらず、これほど、バッシングを受けることになるとは思いませんでした。』
・『何でも誰に対しても、すぐにバッシングする人は少なからずいます。』
「パッシング」の例文
・『急に相手にパッシングされて、とても怖かったです。』
・『対向車が通りづらそうにしていたので、パッシングし道を譲ってあげました。』
・『高速道路で後続車からパッシングされたときは、「どけ」といった意味だと初めて知りました。』
・『自動車教習所では、教えてくれないパッシングには、本当に色々な意味があるんですね。』
まとめ
以上のように、「バッシング」と「パッシング」は、全く別の意味を持つ言葉となります。