「ビニールクロス」と「布クロス」の違いとは?分かりやすく解釈

「ビニールクロス」と「布クロス」の違いとは?違い

この記事では、「ビニールクロス」「布クロス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ビニールクロス」とは?

ポリ塩化ビニルを主原料とする壁紙のことです。

ビニールはビニル樹脂を加工して作った製品の総称で、ポリ塩化ビニルもその一つです。

クロスには壁紙という意味があります。

「ビニールクロス」には、メリットとデメリットがあります。

メリットは安価なことと施工が簡単なことです。

「ビニールクロス」といっても質がいろいろありますが、平均的な価格は1平方メートルあたり1000円程度です。

デメリットは材料に含まれる化学物質が人体に与える影響と、燃やした際に有害物質を排出し、環境への影響が心配されることです。

壁紙は、手あか、タバコのヤニ、ほこりなどによって汚れてきます。

「ビニールクロス」は水拭きが可能です。

汚れたときには、水に浸して硬く絞った雑巾で拭き掃除をします。


「ビニールクロス」の使い方

ポリ塩化ビニルを主原料にする壁紙を指して使用する言葉です。

品質や色がいろいろとありますが、ポリ塩化ビニルを主原料にしていれば、この名で呼びます。


「布クロス」とは?

綿、麻、レーヨン、ポリエステルなどを使用した、不織布、平織などの壁紙のことです。

この壁紙に使用される材料は、綿や麻などの天然素材、ポリエステルなどを使用した化学合成した繊維などです。

「布クロス」にはメリットとデメリットがあります。

メリットは、自然な風合いを感じられること、化学物質の心配が少ないこと、吸放湿を行うことです。

綿や麻など自然の素材を使用しているものは、自然素材ならではの美しさがあります。

高級感があり、ホテルなどで使用されています。

また、自然素材なら化学物質の心配が少ないです。

デメリットは、汚れを落としにくいことと、施工に手間がかかることです。

衣服もそうですが、布に汚れが付着すると落としにくいです。

そのため、キッチンのような汚れやすい場所に使用することは向いていません。

「布クロス」の使い方

麻、綿、ポリエステルなどを使用した、平織や不織布などの壁紙を指して使用する言葉です。

「ビニールクロス」と「布クロス」の違い

どちらの言葉も壁紙を指しています。

違いは使用している素材です。

前者はポリ塩化ビニルを主原料にしています。

天然素材ではありません。

後者は綿や麻などを使用しています。

天然素材だけでなく、ポリエステルなど使用した合成繊維も用いられます。

「ビニールクロス」の例文

・『ビニールクロスの張り替えをする』
・『壁紙はビニールクロスにしよう』
・『ビニールクロスの色を選ぶ』
・『ビニールクロスに傷がついた』

「布クロス」の例文

・『自宅の壁紙は布クロスです』
・『布クロスの風合いが好き』
・『布クロスの汚れを落とす』
・『そろそろ布クロスを張り替えようか』

まとめ

2つの言葉は壁紙を指しています。

違いは使用している素材です。

違い
意味解説辞典