この記事では、「フロンティア」と「パイオニア」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た印象のある2つの言葉には、どのような違いがあるでしょうか。
「フロンティア」とは?
「フロンティア」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「フロンティア」は英語表記では「frontier」と書きます。
「フロンティア」には、「国境地方や辺境。
特にアメリカの帰宅自体の開拓地と、未開拓地の境界エリア」という意味があります。
西部劇の舞台となる時代の北アメリカでは、開拓を進める人、原住民の戦いなどが描かれていて、その舞台が「フロンティア」となります。
また戦争を行っているエリアの、国境に当たるエリアなどを「フロンティア」と呼びます。
次に「フロンティア」には、「未開拓の分野や新分野。
学問や技術の最先端」という意味があります。
「パイオニア」と対応するのは、こちらの意味になるでしょう。
「IT産業のフロンティアを目指す」「フロンティアで最先端技術を学ぶ」などという、使い方をすることができます。
「パイオニア」とは?
「パイオニア」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「パイオニア」は英語表記で「pioneer」となります。
「パイオニア」は「他に先駆けて物事を始める人。
先駆者や開拓者」という意味があります。
例えば、1990年代に、日本から渡米してメジャーリーグに挑戦した野茂英雄投手は、プロ野球選手に先駆けて、メジャーリーグに挑戦したことから「日本人メジャー選手のパイオニア」と呼ばれました。
また、最近では二刀流選手として、メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手が「二刀流のパイオニア」と呼ばれています。
このように、まだ誰もしたことがないことをしたり、新しいジャンルを開拓するような先駆者に対して「パイオニア」という称号が与えられます。
「フロンティア」と「パイオニア」の違い
「フロンティア」と「パイオニア」の違いを、分かりやすく解説します。
「フロンティア」は、未開拓の分野や新分野。
学問や技術の最先端」という意味があります。
一方の「パイオニア」には「他に先駆けて物事を始める人。
先駆者や開拓者」という意味があります。
このように、どちらも最先端で、未開拓のジャンルについて表現する言葉になります。
ただし、「フロンティア」は、「未開拓エリア」「最先端エリア」などを指すのに対して、「パイオニア」は「人」を指す言葉になります。
そのため、「フロンティア」に立つのが「パイオニア」で、「パイオニア」がいる場所が「フロンティア」と考えることができそうです。
まとめ
「フロンティア」と「パイオニア」の違いについて見てきました。
「フロンティア」が基本的に「場所やエリア」などを指す言葉なのに対して、「パイオニア」は「人」を指す言葉とになります。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
違いを知ることで使い分けることができるようになりそうです。