「プライベート」と「パブリック」、このふたつの言葉はどちらもビジネスシーンや新聞やニュースなどさまざまな場面で目にする言葉です。
しかしはっきりとした意味の違いを知っているという方は、あまり多くないと思います。
今回は 「プライベート」と「パブリック」の違いについて分かりやすく説明していきたいと思います。
「プライベート」の意味とは?
「プライベート」とは、個人的なものごとや、公(おおやけ)のものでないということをあらわしています。
私的、ともいいます。
プライベートはビジネスシーンでよく使われる言葉で、「仕事」と「プライベート」と分けられ、この場合は会社にいたり会社の人間と関わったりするとき以外のことをあらわしています。
たとえば家に帰ってからの家族や恋人との時間や、友人と遊ぶときなどは「プライベート」にあたります。
「プライベートな関係」「プライベートを明かす」などといった使い方をする言葉です。
対義語は「公である」などの意味を持つ「パブリック」です。
「パブリック」の意味とは?
「パブリック」とは、公衆である、公である、といった意味を持つ言葉です。
表向きであり、私有のものではなく、一般に知れ渡っており公然であることという意味です。
少し前に流行した「パブリックビューイング」は、公の場で沢山の人が突然踊りだしたり歌いだしたりして、ターゲットにサプライズをするというものです。
すべて公に明かされているということです。
対義語は「プライベート」で、これは私的であるという意味を持っています。
「プライベート」と「パブリック」の違いについて
「プライベート」も「パブリック」も、どちらも公であるかどうかが基準となっている言葉の対義語でした。
ではどのような点が異なっているのかを、ふたつの言葉を比べながら解説していきたいと思います。
まずこのふたつの言葉は「対義語」です。
正反対の意味を持っている言葉ということですので、自然と意味はまったく違う正反対のものとなります。
「プライベート」は私的、「パブリック」は公的という、正反対の意味をもっています。
また「プライベート」はビジネスシーンでよく使われている言葉ですが、私生活を「プライベート」と言っても、会社での生活を「パブリック」とはいいません。
どちらかというと「プライベート」のほうがより一般的で馴染み深い言葉であるということです。
「プライベート」を使った例文を紹介
・『僕は会社の飲み会があまり好きではなく、付き合いだろうと会社の人間と飲みに行くことは絶対にしない。なぜなら飲み会の場ではプライベートについて根掘り葉掘り聞かれる、それがとても嫌だからだ。それよりだったら彼女と家で酒を飲んでいたほうが楽しい。』
「パブリック」を使った例文を紹介
・『友達がプロポーズをするときにパブリックビューイングをしたいということで、参加することになったのだが、いざ当日になって公の場で突然踊りだすことが少しだけ恥ずかしくなってきた。』
「プライベート」と「パブリック」の違いのまとめ
いかがでしたでしょうか。
「プライベート」と「パブリック」は正反対の意味を持った言葉でした。
ビジネスシーンでも使うことがある「プライベート」と「パブリック」の両方をあわせて覚えておきましょう。