「プロセスが大事」とは?意味や使い方、分かりやすく解釈

「プロセスが大事」とは?意味と使い方

この記事では、「プロセスが大事」の意味を分かりやすく説明していきます。

「プロセスが大事」とは?意味

物事を進める方法が大事、過程が大事という意味です。

「プロセス」には3つの意味があります。

1つめは、仕事を進める方法、順序です。

順序に関係なくできる仕事もありますが、手順を踏んで行わないとできないものもあります。

たとえば、家を作る場合だと、基礎を作り、柱を立てて、屋根をのせます。

これが逆の順番ではできません。

方法や順序があるのです。

2つめの意味は過程、経過です。

物事が進行をして、ある結果に到達するまでの間をいいます。

絆を結ぶという結果に至るまでのことで考えてみます。

最初はお互いのことをまったく知りません。

そこから、会話をしたり、一緒に遊んだりして、お互いのことを知っていきます。

ときには、一緒に困難を乗り越えることもあるでしょう。

そして、いつしか絆が結ばれます。

絆が結ばれるまでにあった、会話をする、一緒に遊ぶ、困難を乗り越えるなどが過程になります。

3つめの意味は、コンピューターでプログラムなどを動作させる際のCPUが実行するひとまとまりの処理のことです。

大事は重んずるべきという意味になります。


「プロセスが大事」の概要

結果を重視することもあれば、そこに至るまでを重視することもあります。

この言葉が意味するのは後者です。

学校の期末試験のことで考えてみます。

この生徒をAさんとします。

Aさんはあまり勉強が得意ではなく、平均点くらいは取れるようにと勉強を頑張っています。

参考書を見たり、問題集を解いたりして、毎日遅くまで勉強をしていました。

そのことを両親はよく知っています。

これまでは遊んでばかりで、あまり勉強はしませんでした。

予習復習をするようにと教師から言われてはいますが、それはやってきませんでした。

しかし、この期末試験のときは違います。

今までとは違い、勉強にしっかりと取り組んだのです。

そして試験の日、Aさんは自分ではよくできたと思いました。

しかし、結果は1教科だけ平均点に届きませんでした。

そのことを、Aさんは非常にがっかりしました。

そして、自分はダメだとも思いました。

けれども、両親はダメだなどとは思っていません。

結果は平均点を取れなかった教科があり、目標としていたものは達成できませんでした。

この結果だけを見ればダメなのかもしれません。

しかし、今まで勉強をしなかった子が夜遅く間で一生懸命に勉強をしました。

試験に向けて勉強をするのは過程です。

結果よりもこれまでやってきたことを両親は評価しました。

「プロセスが大事」と考えているのです。


「プロセスが大事」の言葉の使い方や使われ方

結果よりも物事の過程を重視する場合に使用する言葉です。

「プロセスが大事」の類語や言いかえ

「過程が大切」が似たような意味を持つ言葉です。

大切は重要であるさまを意味します。

まとめ

結果が求められる場面は少なくありませんが、そこに至るまでの道のりも大切です。

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